コメント２）

　続いて、益田市にございます県立石見美術館の企画展「交歓するモダン機能と装飾のポリフォニー」の開催についてであります。

　この企画展を秋の企画展といたしまして、県立石見美術館で９月１７日土曜日から１１月２８日月曜日まで開催をいたします。この展覧会は、１９１０年から３０年代のヨーロッパと、同時代の日本のデザインを紹介する内容であります。この時代は、手仕事のよさが見直された一方で、第一次世界大戦を通じて量産化、工業化が進みまして、シンプルで直線的なものが好まれるようになりました。アーティストたちは国を超えて交流をし、新たな表現を生み出したところであります。

　本企画展では、パリの装飾美術館が所蔵します日本初公開の壁紙や家具など、約４００点の作品や資料を展示をいたします。激動の時代の中で機能と装飾、産業と芸術、職人とアーティストが交差して生まれた表現の数々をお楽しみいただける内容でございますので、こちらにつきましても多くの皆様に御来館をいただきたいということで御案内をさせていただきます。

　私からのコメントは以上でございます。