8月26日質問項目
○山陰中央新報:山陰中央新報社です。よろしくお願いします。
先ほど説明があった部活動の停止の要請についてなんですけども、本日要請されるということで、現時点ではどのぐらいの市町村の学校が応じるかどうかはまだ不明というか、未確定ということでよろしかったでしょうか。
○丸山知事:県立学校の県教育委員会のみが、今、了解を得ているとこでありますので、ほかのところについてはこれから回答されることになろうかと思います。県知事として、この教育関係(者の)良識と、それから市町村長さんのリーダーシップを強く期待しているところであります。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
今回の説明については、感染の拡大の防止と経済活動の両立という観点かと思いますが、飲食店の、今、利用制限というか、4人以下2時間以内という制限かかってると思うんですが、要請で。それについては、今後、緩和についての考えを伺えればと思います。よろしくお願いします。
○丸山知事:この飲食店については、地域によりますけども、長いとこでは2か月間4人以下の要請を県民にさせていただいておりますので、厳しい状況が続いておりますし、それ以前については、6波の影響で同じような影響が長期間生じたわけでありますので、大変厳しい状況にあると思っております。
その中でも、特に大きな宴会場を持っておられるホテル、旅館、結婚式場などでは、4人以内でのグループのお客さんでは宴会場を埋めるということはできませんので、特に極めて厳しい状況に置かれているというふうに認識をいたしております。そのために、現在の4人以内というルールを拡張する考え方に基づきまして、1テーブル4人以内で、テーブルの間隔を十分に空けていただくということで、2メートル以上空けた上でテーブル間で人が移動しないという場合については、人数の上限を設けないという扱いにしていきたいというふうに考えております。ただし、この場合もお店側だけで人の移動を制御することは難しいということは(想定されますので)、会合などを主催される、いわゆる利用者側にも感染対策の責任者を選定をしてもらうということを通じて、テーブル間の移動を行わないということを店舗側、それから利用者側、双方で徹底してもらうということも求めていきたいと考えておりますけども、こういった内容を来週、対策本部会議を開催して決定していきたいと、方針決定していきたいというふうに考えているとこであります。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
今回、改めて部活動、子どもたちへの活動への要請と、経済活動の両立というところでの新しい方針だと思うんですけども、両立について、また改めて知事のほうから考え方だったり、今後の感染拡大防止に向けた方針を御説明いただければと思います。
○丸山知事:普通に考えて、病床利用率は40%を超えてる状況、そして感染者数が過去最高水準という中で、授業活動、学校の本来的な活動である授業の再開ということが当然全国、全県下で発生するわけでありますから、これは感染拡大様相、構造的な感染拡大様相であります。これに対して、今の足元の感染状況、厳しい感染状況などを踏まえると、何も対策を取らずに夏休み前と同じような対応で臨めるというふうには考えられないということでありまして、こういった対応のお願いをさせていただいてるとこであります。
あわせて、飲食業については部活動等と違いまして、これまで2か月間、長いところ人数制限、人数の上限設定という県民に対する要請の副作用が生じているというわけでありますから、経営の影響というのは非常に大きいと、そういった今のままでずっと推移していけるということは非常に厳しい状況です。それに対する対策というのは必要なことだということですので、それぞれの状況を踏まえて、それぞれの対応をしていくと、一方方向で全てのことを処理していくというふうな簡単なやり方で、この社会経済活動と感染対策の両立はできないという考え方であります。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
飲食店の利用の制限というのが、来週の対策本部会議で決定されるということなんですけども、今後、これがベースとなっていくとか、また感染の拡大の状況があると思うんですが、その中でもより厳しいのに、また方向転換されるような可能性もあるということですか。これがもうスタンダードになるということでしょうか。
○丸山知事:将来を固定的に考えて対応できるような感染状況じゃありませんから、先々どうなっていくかっていうのは、状況次第ということです。ただ、飲食業に対するこの人数制限以外の需要喚起策を含めた、いろんな観点でのてこ入れが必要だということは間違いない状況でありますので、それは幅広く検討して対応可能な対策は適宜講じていきたいというふうに考えております。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
○山陰中央テレビ:山陰中央テレビです。
お尋ねします。部活動に関してこういった制限をかけられる一方で、今週末から恐らく来週上旬あたりに学園祭ですとか体育祭ですとか、かなり大人数が集まるような機会が学校ではあると思いますが、その辺りに関しては、特に制限は設けられないということでよろしいんでしょうか。
○丸山知事:そういうことです。
○山陰中央テレビ:すみません、それはやはり授業の一環だからという形で、教育活動には支障を来さないという考えで区分化されたという理解でよろしいでしょうか。
○丸山知事:まあ、そういうことですね。授業の一環でやられる、日中の教育活動としてやられることについては、学業継続と、学業優先という考え方です。
○山陰中央テレビ:分かりました。ありがとうございます。
○中国新聞:中国新聞です。よろしくお願いします。
改めて、接待を伴う飲食店の活用を広げたと思うんですが、改めてその理由を教えてください。
○丸山知事:接待を伴う飲食店については、これは様々な飲食店に対する支援、これ、いわゆる需要喚起策ですね、GoToイート、それからプレミアム飲食券といったやり方、国の施策に、国の補助金に対応したものがGoToイート、県単独でやるものについてはプレミアム飲食券という格好でやってきましたけども、これまで食材提供といいますか、(一次)産業等に対する様々な波及効果が大きいところに限定するという観点から、接待を伴う飲食店については、これはいずれも対象外としてきました。したがって、コロナが始まってから、いわゆる需要喚起策の支援を一切受けておられない方々ということになります。したがって、最も厳しい状況に置かれているということでありますから、それが限界に来てるという認識の下でこれを対象に加えていくという考え方です。
○中国新聞:一方で感染リスクが高まる可能性もあると思いますし、部活動を制限している中で、少しハレーションも聞こえてくるかなと思うんですけども、そういったバランスの考え方はどうお考えでしょうか。
○丸山知事:先ほど申しましたように、一方方向で物事を処理していくという簡単な話じゃないというのは、先ほど申し上げたとおりです。厳しい制限を、事実間接的ですけども、厳しい制限をかけると、夏休みまで制限なしでできたところと、それと同列で論じることもできないでしょう。そういうしゃくし定規の考え方では事が進まないということです。感染拡大の一番大きな要因、これから予定される要因っていうのは学校ですから、それに対する対策を講じなければ対策にならないでしょう。じゃあ、飲食業、ほっといていいのか、ほっといていいわけないでしょう。それぞれ置かれている状況違うんですから、対応が、何ですか、緩和方向とか厳しくする方向という意味でずれはありますけども、それは置かれている状況が違うと、単純なことですよ。一律同じ対応をするというふうな簡単な話じゃないということです。
○中国新聞:ありがとうございました。
○丸山知事:教育の現場に手をつけるのに、こんなことを言うのはけしからんとかっていうのは、ある意味の教育の関係者の方々の若干不遜の考え方だと思います。
○丸山知事:先ほどのコメントを訂正いたします。教育の現場、教育活動、教育、学校の活動を制限するってときに、飲食などを緩和していくというのはけしからんというふうな考え方を持たれる方がおられるとすれば、それは若干不遜に過ぎる考え方だということで訂正をさせていただきます。おられるとすればですね。以上です。
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