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6月24日質問項目3

3.JRローカル線

○山陰中央新報(白築):またちょっと話題は替わるんですけども、ローカル線の問題について質問させていただければと思います。

 来週の月曜日なんですけども、知事が会長を務めていらっしゃいます県の鉄道整備連絡調整会議のプロジェクトチームが始動すると思うんですけども、より具体性、実効性のある対策を議論、実行していくための組織というふうに位置づけられていると思いますが、なかなかこの地方鉄道の利用増というのが、打開策が見つけられなかったところもあると思うんですけども、今回、こういったチームを立ち上げて議論を進めていくに当たって、どのような具体策だったりとか議論が進んでいくことを知事として期待されているか、お伺いできればと思います。

 

○丸山知事:基本的には車、自動車との競合なわけですよね。そうすると、車とどう組み合わせていくかとかということを考えないと、現実問題、東京の地下鉄とかJRなどと違って、電車だけで目的地の近くに行けますというケースは、どちらかというと駅の近くに限られますし、松江も別に駅の近くに県庁があるわけでもなく、県民会館があるわけでもないので、さらにバスとか車とか、結局モビリティーとどう組み合わせるかという話になりますから、そういった意味では、鉄道だけの利用ではなくて、駅に行くにもバス、バスだって、バスが走っている地域は県内限られるわけなので、自家用車をどう組み合わせていくかということになるでしょうから、レール・アンド・ウエイみたいな、レール・アンド・カーかな、みたいなことをどう取り組んでいくかとか、県としても県内から集まっていただく会議を主催する立場でもありますから、そういう開催の仕方とか、そういう工夫をしていくしかない、していかなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○読売新聞:読売新聞の竹内と申します。よろしくお願いします。

 1点ありまして、木次線のことなんですけど、先ほども少しお話出ましたけど、来週の月曜日にプロジェクトチームの検討会が初めて行われるということで、一方、地元の雲南市さんとかが参加してる利活用促進協議会のほうでも、主に観光のことに関してですけど、いろいろ利用促進に向けた取組を話し合ってるところだと思いますが、そことのすみ分けというか、県が主導してやる検討会と、地元の、主に沿線の、そちらのほうにも県は参加されていると思うんですけど、その利活用促進協議会とどういう違う視点で議論を進めていくのかというところをちょっと教えていただけますか。

 

○丸山知事:大きく分けますと、特急が通ってるエリアと通ってないエリアという大きな、今回のプロジェクトチームの検討会は主には山陰本線と山口線をイメージしたものです。木次線は、もう残念ながら特急もなくて、宍道で乗り換えないと松江にすら行けない、それは普通列車とかでね。ですので、言ってみれば住んでる人たちがもっと使いましょうという意味で、その沿線人口も含めて、そういう利活用だけでは、もうなかなか限界に来てるというところもあるので、地域住民に乗っていただくという取組に加えて観光、誘客、エリア外からの、沿線外からの入り込み客を、観光等をメインにして、使っていただく方を域外から呼び込まないといけないという、置かれている環境が違うので、なのでそういう利活用促進の協議会を、どういう観光資源を生かしていくかという視点というのは、県よりも市町村のほうがお詳しいので、沿線の市町を中心に、ただ、県もちゃんと費用負担をしたり、利活用のための事業は県でも実施していますので、決して腰が引けてるとは思っていませんけど、そういう組み方にさせていただいている。

 プロジェクトチームの検討会は、言ってみれば益田の方とか津和野の方が、特急通ってますんで、そういう方々、特急とか、これは普通列車も含めてですけど、ビジネス等も含めて、どういうふうに利用してもらうか。ビジネスとなると、例えば津和野から松江に来てもらうという利用の仕方というのは、県が主催する会議だったり、県が主催する行事だったり、そういうものの余地が大きいですから、それは行政も、経済団体も一部入ってもらって、そういう枠組みでやっていく。ビジネス利用のイメージの協議会と、あとは観光に比重を置いた木次線沿線、その違いということですかね、ざっとした話で申し上げると。山陰本線も別に観光を除外しているわけじゃありませんけど、まず我々ができることという意味でいくと、沿線の、県内のほとんどの市を通っているのが山陰本線ですから、そういった意味で、域内人口もありますので、沿線人口もまた多いので、そういう沿線住民の方の利用というところをまず主眼に置いているということです。

 

○読売新聞:ありがとうございました。


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