コメント１）

○丸山知事：それでは、私のほうから４点コメントをさせていただきます。

１点目が、畜産飼料の高騰に対する追加対策についてであります。

　皆様御承知のとおり、燃油や資材の価格が高騰している中にありまして、家畜の餌の価格も上昇を続けております。県民生活に欠かせない牛乳や卵、牛・豚・鶏肉などを生産する畜産農家におかれては、経営の継続に大きな不安を抱えておられる状況にございます。そこで、県内畜産農家の経営継続を図り、畜産物の生産基盤を維持するために、牛、豚、鶏、全てに与えられているトウモロコシなどの配合飼料の確保を支援する補正予算事業を５月議会で議決をいただいたところであります。これは追加ではない内容です。

　そこで、県議会の農林商工委員会におきまして、乳牛や肉用牛に与えられている粗飼料と言われる輸入牧草ですね、この価格も高騰しているので同様な支援が必要ではないかといった強い御指摘をいただいたところでございます。これを踏まえまして、調整費を活用して追加で支援事業を措置をいたしました。お手元の資料に詳細筆記しておりますけども、この粗飼料、輸入牧草への支援事業の予算額は１億７，７００万円でありまして、今申し上げた補正予算で措置しております配合飼料分と合わせて、合計７億４，０００万円余りとなるところであります。

　畜産農家にはこういった支援を御活用いただきまして、厳しい状況でございますけども、難局を乗り越えていただきたいというふうに考えているところでございます。

　また、あわせて、県民の皆様には、島根県内産の農畜産物の積極的な御購入をしていただくことを通じて生産者を応援していただくように強くお願いをするところであります。