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6月10日質問項目7

7.美味しまねゴールドの国際水準のGAPのガイドライン準拠

○山陰中央テレビ(安部):すみません、ちょっと全然別件で、最後に1点だけ。今回のGAPの国際水準に準拠というところで、全国第1号ですけれども、やはりまだ一般市民にGAPというところがなかなか認知されていないという現状があるかと思います。今もこういう伊勢丹とかでのPRなどもありますけれども、どうしたらこういうGAPが一般的に島根県民にも認知されて、こういう美味しまねゴールドの商品が手に取ってもらえるというところは、知事はどのように考えてますでしょうか。

 

○丸山知事:まずは、店頭に並べてもらうためには、まず各店舗ですね、小売店等の御理解をいただくことです。なぜ伊勢丹でこういうフェアをやってくれるかというと、伊勢丹新宿店はそれに価値がある、その価値を見いだしてくれるお客さんが伊勢丹新宿店に来てくれるから、そういうものを準備していただいている。だから、お店と協力して、お店の売場等も通じて、そういうPRをきちんとしていきたいというふうに思っています。

 

○山陰中央テレビ:知事、以前、多分全国で最もGAPに真面目な県を目指すといった発言をされたかと思うんですけども、これは具体的にどういったところで、やはりGAPを推進している各都道府県はありますけども、国内でプレゼンスを高めていくという狙いを込めての発言なのかをちょっと伺いたいんですけども。

 

○丸山知事:いや、だから、今、流通業界の一般的な流れというのは、GAPの取組をしてないような商品を取り扱わないところとか、要するにそういう作り方とかをきちんと標準化して、一定の基準をクリアしているものを別ブランドにして物を売っていくとか、そういう流れですよね、流れなんです。だから、それに、そういう、おいしければいいでしょっていう考え方も、これあります。おいしいだけじゃなくて、きちんとした作り方をして衛生的に、作り方も含めてきちんとしたプロセスを経て商品化してますということに価値を見いだしてくれる方々に対しての訴求を強めて、それで、つまり値段が変わってくるという前提で、そういうものが高く扱われる、またはそういうものしか扱われなくなる。例えば高級な、成城石井とかね、分かんないけど、島根にはないですけど、高いもの、いいものを扱う店となったときに、だから、高いもの、いいものとして扱う商品群の中で、そういったものが客観的な認証されたものでなければ扱いません、そういったものというのは普通の作り方のものよりも高く値段を設定させていただきますというふうなことになっている流れなので、そちら側に島根の農産物ができるだけ入っていって、農業所得を上げていただくと。そういう意味では、当然手間もかかります、若干の投資も要るので助成してますけども、そういう手間暇をかけたところを、要するに手間暇をかけてるということを客観的に認めてもらって、それに付加価値を見いだしてもらって、より高く買っていただく。つまり島根の農産品の出荷額というか、売上高を増やしていくという中の取組の一つであります。

 

○山陰中央テレビ:すみません、最後に、率直にやはりこの全国第1号になったというところは、率直な受け止めとして、光栄なこととか、どういった心境でしょうか。

 

○丸山知事:前々から農林水産部からは、美味しまねゴールドは国際水準のGAPだというふうに自称で言われていた、私も説明聞いてましたけど、自称なので、何か自分で、この手のやつというのは、やっぱりほかの人が認証してくれないと自称になってしまうので、そういった意味では、国際水準のGAPを目指してつくって、わざわざ美味しまね認証だけじゃなくてゴールドをつくって、余計手順が細かくなる、厳しくなる、それをクリアしていただいた。実際取っていただいた農家の皆さんというのは手間暇かけてもらって作っていただいてますから、それを客観的に認定してもらって、我々の自称ではなくて、政府に認めていただいたものとして言えるようになるというのは大変うれしいです。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございました。

 

○NHK:NHKの伊藤です。よろしくお願いします。

 またGAPの件で1個お伺いしたいんですけれども、今、原材料価格の高騰であったりとか、またあるいはコロナで打撃を受けてらっしゃる農家さんも多数いらっしゃると思うんですが、このGAPの認証、政府に認めてもらったということが一つ後押しになる形にもなると思うんです。そこら辺、どう捉えていますでしょうか。

 

○丸山知事:消費者に高く評価してもらえるという意味で、売上面、売る側面でのすごく大きなプラス要素だと思いますし、それを我々がきちんと、流通側というか、小売店側に理解をしてもらっていくという取組をしなきゃいけないと思っています。ただ、一方で、原料高とか飼料高とか、いろんな生産コストが上がっているということに対しては、直接はちょっと効果を持たないので、これはこれで別途の対策が必要で、そういう対策を打ちながら、よりいいものをいいものとして扱ってもらう、高く買ってもらうという取組の中核として、この今回の、47都道府県の中で1番目に認められたものと。

 1番目って、ほかが続いてないうちが一番売りどきなので、2番目、3番目ができて、47都道府県どこも国際認証GAPですとなると差別化ができなくなるので、早く、1号で1県しかないという状況のときにできるだけスタートダッシュをしていくというのが、そういうふうに取り組まなきゃいけないなというふうに思ってます。


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