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6月9日質問項目

○山陰中央新報:山陰中央新報です。よろしくお願いします。

 先ほどのコメントにもありましたが、6月8日確認分で46人ということで、50人を切ったのが1月の中旬ぶりくらいだと思うんですけど、減ってきているということですけど、1つ県として、こういった解除の基準として、明確なものはないかもしれないですけど、50というのが一つの目安としておられたということでいいんでしょうか。

 

○丸山知事:50という数字というよりは、16人で3時間といった数値設定を先週しまして、約1週間経過する中で、横ばいというよりは、若干減るといったかたちで感染悪化を招いている状況にないということですので、次なる緩和ということを考えた場合に、もうすでに16人3時間というふうにしておりますから解除というのが適当ではないかと、一段一段考えた結果が今回の内容であります。

 

○山陰中央新報:わかりました。

4月の7日にですね、第7波入ったといった宣言をされてから、だいたい2か月くらい経つんですけど、7波全体の状況というのは、どのように見ておられますでしょうか。

 

○丸山知事:評価は難しいですよね。6波と7波の区切り自体があまりないので。7波自体を分離して評価するのは難しいですけど、ある意味、いい意味での想定外だったのはゴールデンウイークの期間中というのが、これはプラス要素とマイナス要素、減る要素と増える要素両方が入り交じる期間でありましたけども、結果的にはそのゴールデンウイーク、ゴールデンウイーク期間中に下がるのは、病院が開いていないからで、ある意味当然ですけども、ゴールデンウイーク後に感染者数が増加を続けるということでなくて、逆の方向で、急減ということではないですけど、減り続けるという状況になりましたから、基本的には後付けの分析ですけどゴールデンウイーク自体が減る方向で働いたというところが特徴的ではないかとは思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございました。

 

○読売新聞:読売新聞です。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:はい。よろしくお願いします。

 

○読売新聞:病床のほうなんですけど、確保病床のほうも今回1桁になっている中で、1月からずっと確保病床に対して即応病床のほう、かなり高い水準で確保している状態が続いてきたと思うんですけど、今後、一般には負担が軽くなってくるのかなと思うんですけど、その辺の計画はどう考えていらっしゃいますでしょうか。

 

○丸山知事:基本的には増やす状況にないというのが基本認識でありますし、一般医療との関係で、コロナ病床を一般病床に戻したいという個別の御相談があれば、基本的には対応する方向でやっていきますので、今、一時は350(床)近く、350くらいあったというふうに思いますけど、今、297(床)ということですので、個別の御相談に応じて、コロナ病床確保が一般医療にマイナスの影響を与えないように当然対応していきたいというように思っております。そんな形でありますが、オミクロン株がやっぱり感染力が強かったので、懸念されているBA.4とかBA.5とかっていうのは、引き続き感染力が強いということでありますから急増はあり得るし、という前提の下で、急増に対応する、グットと下げて増やしていくのは難しいので、ある程度の水準は確保して、この変異株の置き換わりにも備えないといけませんから、一般医療との兼ね合いで減らしたいというものがあれば減らしていくというぐらいの考え方で対応していくつもりであります。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございます。

 

○中国新聞:中国新聞といいます。グラフなんか見るとちょっと増えているエリアも若干ありますけど、そこの辺はどのようにみていらっしゃいますでしょうか。

 

○丸山知事:基本的にはクラスターが確認されているところということでありますので、市中感染で感染経路不明のものが10個も20個も感染者数に近い数ほどの発生経路があるわけではないわけです。特定されている中で、クラスターとして出ているという中での数字ですから、数字の出方としてはまだ筋がいいと言いますか、感染拡大を予感させるものではない数字だという評価であります。

 

○中国新聞:分かりました。1つ、人数制限、飲食店の人数制限なんですけど、全国的に見てここまで厳しくやられているところは少ないのかなと思うんですけど、例えば今、飲食店なり、旅館業の経済的な影響なんですけど、その辺り懸念されていたところもあると思うんですけど、その辺はどのように評価されていますでしょうか。

 

○丸山知事:今日の午前中の一問一答質問でもありましたとおり、コロナ資金で資金繰りは、2年前に当面確保していただきましたけども、その返済が始まるというタイミング、既に始まっている方もおられるし、来年始まるというところも多いわけですから、当然通常どおりの売り上げが上がっていないという状況が続いているっていう状況っていうのは大変厳しい状況でありますから、そのために国の制度はなくなりましたけど、県単独でプレミアム率は20パーセントに落ちてしまっていますけども、国がなくなったせいで。県としてできる需要喚起をしていくというやり方でありますし、政府に対しては、旅館宿泊に対して飲食業に対する支援っていうのは相変わらず手薄ですよね。これから強く言わないといけないと思いますけど、ともかく一次産業の価格転嫁も難しいような状況っていうのは、飲食需要の低迷もあるわけですから、そういった意味で物価高騰、原材料の高騰といったところの対策としての需要喚起を飲食で図っていくべきでありますし、いまの感染状況が凪ぎの状況だとしてもこれまでのストックですよね、マイナスの影響の積み重ねということでいくと、飲食業の財務状況は良くないですから、やっぱり今がいいから対策しないというような、フローでしか見ないような見方ではなく、これまでの経常の影響の大きさも飲食業として着目してもらう、そして飲食業のみならず価格転嫁が可能な状況を一次産業等々含めて食品産業を含めてつくっていくという観点からも需要喚起を飲食について、もう一回ちゃんと政府でやってもらうということを求めていきたい、今求めていますけど、引き続き求めていきたいというふうに思っております。

 

○中国新聞:ありがとうございます。

 

○朝日新聞:朝日新聞です。

 細かい質問になって恐縮なんですけども、この飲食店を利用するときの人数とか時間の制限が全くないというのはいつ以来になるのかということと、あと、いいニュースなのでお伺いしたいんですけど、知事の今の心境というか、こういう状況についての感想をいただければと思います。

 

○丸山知事:はい。振り返りますと、全くない状況というのは、いつ以来かというと、制限がなかった期間というのは、前回は11月19日から1月7日までだったので、ほぼ、5か月ぶりですね。ただ、制限がかかってなかった期間のほうがはるかに例外的なので、制限がかかっていなかった期間というのは、昨年の秋から冬にかけての・・・、冬ですかね。2か月弱ですね。それから所感ですけど、率直に申し上げて、私の感覚で申し上げると県民の皆さんがどれくらい、これぐらいだったら大丈夫じゃないかと思われているような水準を数値設定してきたつもりなので、県が設ける基準が県民の皆さんをリードするというよりは、これぐらいなら大丈夫じゃないかっていう県が判断を示して、それに対して県民の皆さんがそうかなっていうふうに思っていただかないと、実際のお客さんっていうのは人数、何十人って宴席に入るって無いと思うんですね。ですので、この後も引き続き感染状況が県民の皆さんからして安心できるっていう状況が続いていくっていうのが本当の客足の回復に繋がっていくっていう認識でありまして、そういった意味では、今日これで解除したので、県内で、あちこちで大きな宴席が急に復活していくというよりは、段階を踏んでということにならざるを得ないと思いますから、その条件、感染状況が引き続き落ち着いているという状況の下で段階的に戻ってくるということだと思いますので、この感染対策というのは、行政側も県民の皆さんにも引き続き基本的なことをお願いする中でこの需要回復を早期に実現されるように願っているところであります。昨年の年末とういうのは比較的そういう状況に近かったと思いますけど、そういう状況を早く再現していきたいというのが気持ちであります。あの時のような感染者がいない数字にはならないかもしれませんけども50人を下回るとか50人前後といった水準が続くということが一番の需要回復のポイントじゃないかというふうに思っております。そういうことを実現していきたいと思っております。

 

○丸山知事:すみません。コメントの中で時間の緩和を6月3日にやったと言っていましたけど、5月23日ですね。時間の緩和は。2時間から3時間にしたのは。すみません。正確じゃなかったです。

 

○山陰中央テレビ:TSKと申します。今回の飲食店の制限の解除にあたってですね、疫学的な根拠などあれば教えてください。

 

○丸山知事:すみません。これまで何度も申し上げてますけども方程式を解くようにして出てくる数字ではないというふうに申し上げてます。疫学的といえば、これまでの人数制限、時間制限で感染の増加を招いていないということが根拠でありまして、それを基にもう一段の緩和が可能であると考えて、20人超という数字っていうのはあまり制限的な要素はありませんから、この際、人数の制限は設けないと、3時間を4時間、6時間にするというのもあんまり制限としての意味はありませんので、数字をおいての制限を設けないという判断をさせてもらったので、段階的に感染状況をみた上での判断ということで、やってみながらの数字であります。

 

○山陰中央テレビ:ありがとうございました。


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