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5月13日質問項目7

7.保健所業務

○山陰放送:山陰放送の北井と申します。よろしくお願いします。

 県内の保健所ですけれども、業務が逼迫していて、島根県も職員さんを派遣されてると思うんですけれども、鳥取県と鳥取市さんは、一部の業務を外部委託、民間委託するという話もあるんですけれども、現在の島根県内の保健所の現状と、何か対応策みたいなものがあれば教えていただけますでしょうか。

 

○丸山知事:まあ逼迫というか、逼迫って、何か長期化してるんですよね。高い水準がすっと続いてると。区切りがない。昨年末から始まって、ずっと数字が上がって、基本的には高止まりが続いてここまで来てるということですから、年末年始、それから年度末、ゴールデンウイークという、普通の業務をしている人からすると、ゆっくり休みが取れるというタイミングで、これは土日のない仕事ですから、そういう仕事が続いているということに対するやっぱり疲労感というのは、これはどこの保健所も強いですよね。なので、超勤、超過勤務の数字で、やっぱりそれは端的に出ますけども、そういう業務の逼迫に対応するために、それはアウトソーシングはしてます。これからも進めていきます。自宅療養者とかに対する食料、生活用品の発送業務について本庁で一括発注して配送を委託するとか、PCR検査の実際の検体を取る、検体を回収して、それを検査機関に持ち込むってこと自体も、どこをやるかとか、どの範囲でやるかということは保健所がやりますけど、実際に検体を取りに行くといった作業というのはアウトソースできるので、そういうことを、これはできる、まだやれるところ、普通にやれるところときつくなってるところと、これは分かれるので、きついところをやっていくとか、一律にやっていく部分と繁忙の状況に応じてやっていくところと分けて、できるだけ委託に出せるものは出していくという考えは変わらない、鳥取県と共通ですね。

 それよりも、私は、要するに来るものを、発生するものを受け続けると、基本的にはずっと、決して検査の範囲を絞ってるわけでもないし、着手がすごく遅くなってるわけでもないけども、これだけの感染者数が続くということになると、私は学校の休校とか、必要な場面では要請していかなきゃいけない場面があるだろうと。要するに受け身でやってると、この状況は改善できないので、受け身だけじゃないところもつくっていかないと、もう保健所が幾らでも対応できますなんてことはないので、アウトソーシングしたとしても、アウトソーシングした残りのところの人間のキャパの限界はあるし、その人たちがずっと、この間、土日も含めて当番で職員が出てきているという体制はもう継続しているので、そういうことで受け身だけでいいのかどうかというのは、私の問題意識としてはありますけどね。まず発生したものというのはきちんと対応しなきゃいけませんから、それはそうですけども、受け身だけでいいのかどうか、数を減らすということに対して、もっと県民の皆さんに協力を求めていく、医療が逼迫してないからいいじゃないかという議論がありますし、それは過剰だというのが、オールジャパンでいうと、今のところはそういう評価でやり過ぎだと言われるかもしれませんけど。

 私からすると、ちょっと今、若干県西部がちょっと増えてますけど、ゴールデンウイーク前の県西部のように出雲部をしようということを諦めていいのかどうかということですよ。そこは人口が10万台だとできないんだというふうに諦めるのか、人口が20万近いとできないんだと諦めるのかと。実際に県西部では、感染者数を恐れなきゃいけないような数字でなくて、一、二か月できたわけですよ。だから、全国で見るとできてないけど、県西部ではできたので、これは松江とか出雲は人口が10万の後半とかだから、都市構造が違うからっていうのはあるかもしれませんけど、でも、諦めるのはまだ早いんじゃないかという気持ちなんですけどね、私は。それが一番みんなにハッピーなわけですよ。やっぱり感染者数が幾ら多くてもいいから、協会の総会やって、そこで、ホテル何とかでみんなで立食パーティーしましょうっていうふうに今はならないですよね、今の人数、今のこの感染者の状況でいくと。だから、そういう意味では、はっきり言うと、今だと、浜田で総会やったらいいんじゃないかという人がいるかもしんないですよ、松江とか出雲だからやる気が起きないけど。だから、都市構造、ここまでの人口密集度があるとできない。でも、浜田の町なかと出雲の町なか、それ人口密度がすごい違うわけじゃないですけどね。東京と松江ほどの差があるわけでもないけど。なので、そういうことです。改善はしなきゃいけないので、改善の方策は既に着手してますし、これからもできるところをやっていく。負担を減らして、本当に県の技術職員がきちんと力を投入しなきゃいけないところに投入、力が注げるようにしていくという環境と、職員の勤務環境をきちんと、過重な状況をなくしていくという観点から進めていくつもりです。

 

○山陰放送:ありがとうございます。

 


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