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5月13日質問項目4

4.細田衆院議長発言

○山陰中央新報(白築):島根選出の細田衆院議長の発言がまたちょっと物議を醸してるところがありまして、国会議員の定数増に関する御自身の主張で、国会議員の給与のことを絡めて発言されたことで、与野党ともに批判が上がってるんですけど、議長、ずっと定数増については問題提起されてた一方で、一般感覚とずれてるようなというような指摘があるんですが、知事、この発言のもろもろのことを踏まえて、どう受け止めてらっしゃるか、なかなかお答え難しいかもしれませんが、お伺いできればと思います。

 

○丸山知事:議長も、たしか院の代表者が集まられた会議で、反省してるというふうにおっしゃったという報道も伺ってますので、発言の中で不適切な部分があったということは議長もお認めになってることですから、そこは反省されて対応されるというふうに理解しています。

 中身としては、「100万円しか」っていうところがちょっと国民の皆さんの一般的な感覚からすると、そこが大きなずれがあって、国民感情からすると非常に強い反発を受けられたというところじゃないかと思います。ただ、定数増とかっていう話というよりは、100万円というところが、「100万円も」と受け止められる方が国民一般であったんだけども、議長の発言は「しか」だったので、そこの100万円、ちょっと私も詳しく、幾ら手取りあるのかとかは知りませんけど、100万円の受け止めを高いと捉えるのか、高くないと捉えるのかというとこの大きなずれが顕在化したんでしょうね。

 ただ、若干私なりに議長の多分説明が足りてなかったところを補足するとすると、やっぱり、特に島根県とかの場合は守備範囲が広いわけですよ。大体人口40万ぐらいで選挙区が設定される小選挙区だけども、1区とか2区とかっていったところで、東京都に比べたらもう、だだっ広くて守備範囲が広い。1か所に地元事務所を置けば足りるということではないので、そういった意味で、100万円とかって入りの部分ですけど、いろんな方の、地元の有権者の方の話を聞くとか、お付き合いをするとかっていうことに必要な支出、構えというか、そういう費用というのは、特に田舎のほうは都会、人口が密集しているところに比べるとはるかにかかりますから、そういう意味で場所も要る、人も要るという意味で、出ていく分も多いという意味で、入りが大きくても出が大きいというところもありますからね、そういうところは若干、議長御自身の発言の中でも捨象されてるし、報道の中でも取り上げてもらってるところはないので、ちょっとそこは、構造的にそういう問題があるということも併せて、我々島根県民はちゃんと理解しないといけないんじゃないかなというふうに思いますけどね。

 なので、特に2区なんか、もうすごい広いですよね。1区だって、面積は2区に比べれば小さいですけど、隠岐もあるし、離島も有してますしね。そういう意味で、行動しなきゃいけない範囲は広いし、また事務所も要るし、人も要るという、田舎、人口密度が低い地域なりの構造的な厳しさがありますからね。ただ、議長も反省してるとおっしゃってますので、今後、十分に注意して御発言をされるということだと思いますから、そこは安心をしております。

 


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