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5月13日質問項目1

1.出雲空港

○山陰中央新報(白築):山陰中央新報社です。よろしくお願いします。

 昨日の県議会でも県側から説明があったと思うんですけども、出雲空港について、運用時間の延長と発着枠の拡大について地元と合意が得られたということで、時間延長については1998年以来のこととなりまして、知事自ら地元に足を運んで説明会、協議会の場に参加されて御理解を求められたりしたと思うんですが、改めて決着したことについて、これまでの地元側との議論の経過も含めて、今の所感を伺えればと思います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:これは、出雲空港の周辺の住民の皆様で組織されております地元の協議会に申入れをさせていただいて、時間の延長ですとか便数の増加を行った場合の問題点、それから、既に今の現状でも抱えている問題、そういったものの改善を図らなければ、周辺の方以外は便利になっても、当然騒音被害というのは時間が長くなって回数が増えれば大きくなるわけですから、そういう問題解決を同時に図らなければやはり、完全に解決はできませんけど、そういう問題を小さくするような取組を県側が進めていかなければ当然御理解がいただけない、そういう意味で、そういう地元の皆様方の理解が一番大事な課題でありましたので、いろんな御提案もいただきながら、こちらも提案をしながら、長年にわたってたくさんの時間を取っていただいて、多くの方々、地元の地区って広いですし、関係される戸数も多いですから、そういった皆様方の御理解をいただくために御尽力いただいた地元の協議会の役員の皆様方はじめ関係の皆様方の御尽力、御理解に心から感謝をする次第でございまして、いろいろとお約束をした事項をきちんと実行する中で、その後に実現できることですから、そういったものの諸事項を地元出雲市と一緒になって真摯に、円滑に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 関連してなんですけども、少し将来的な話になってくるんですが、新規就航だったりとか国際定期便の就航だったりにつながっていく可能性も、より現実味を帯びてきたかなと思ってまして、知事として、首都圏との玄関口にもなってます出雲空港を生かして、地域をどう活性化させていくかという、空港の在り方みたいなところのお考えを伺えればと思います。

 

○丸山知事:空港自体は、空路ということで、空港と空港、こういう点を結ぶ高速大量交通機関でありますから、そういった意味で、路線を民間の航空会社に設定をしていただければ、やはり新幹線とか道路とかと違って、線としてハード整備をする必要がないわけですから、そういった意味ではエリア的な広がりというのを迅速に展開できる可能性を秘めた、非常に大事な公共交通機関ですよね。そういったものをどう活用していくかという意味でいきますと、当然既存の新幹線がなかったり、それから在来線の特急を使っても山陽側に出るのに2時間以上かかるという、そういう地理的なハンデをしょってる地域ですから、これは国際線もそうですけども、国内の路線を2大エアラインだったりFDAの皆さんだったり、場合によってはLCC、格安、新しいエアラインの皆さん方だったり、そういった方々と話をさせていただいて、既存の路線の充実だったり新しい路線の設定だったり、そういったことをしていきたいと思います。

 これまでも、仙台、静岡、名古屋という新規就航路線というのは、山陽側に出た上で新幹線じゃないと行けなかった地域にじかで行ける航空路線を開設をしておりますけども、コロナ禍で必ずしも搭乗率よくなかったり、便数がフルでなく減便されたりという状況がありますから、まずはそういうところ、今の路線をきちんと維持していく。そして、そういう中で、加えてアフターコロナを見据えて充実、内外のですね、国内路線、国際路線の充実というものを目指していきたいと。その基盤、路線を増やそうと思っても、そもそも時間的に厳しいとか、発着枠としても限界だという状況が今後改善される、改善することができる合意をいただくことができましたので、そういったものを最大限に活用して、今御指摘のあったような国際線、最初はチャーター便かもしれませんけど、そういったものからスタートする形での定期便だったり、それから、ある意味、山陰のハブ空港として国内の主要なところに直接行けるという路線の充実だったり、これまでの路線の充実だったりということに取り組んでいきたいというふうに思っております。


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