4月20日コメント
○丸山知事:それでは、私から、4月の末から始まります大型連休、ゴールデンウィークに向けての島根県から県民の皆様へのお願いをさせていただきます。
全国の感染状況は、依然として、ピークは過ぎたものの、高止まりをいたしております。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、ほとんどの都道府県で島根県を大きく上回っておりまして、特に地方部では、1日の新規感染者数が6波のピークを超えた県が続くなど、引き続き警戒が必要な状況にあります。
島根県におきましても、3月下旬以降、ほぼ連日100人を超える感染者が確認されておりまして、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は4月19日確認分で154人に達しまして、上昇ペースは緩やかでありますけれども、年明け以降の最大値であります167人に近づきつつあります。現時点では医療提供体制が逼迫している状況にはございませんが、より感染力の強いオミクロン株の派生型、BA.2への置き換わりが急速に進んでおりまして、これが拡大し、県内の感染者数が200人、300人と増加した場合には、医療提供体制に大きな負荷が生じることも想定されます。加えて、4月29日からの大型連休を控えまして、全国で人の移動が幅広い年代で活発になることから、感染のリスクが今以上に高まる状況にあります。
県民の皆様には、これまで島根県の対応に基づきまして、県外への往来を控えることなどをお願いしてきたところでありますけれども、このたびの大型連休の期間中におきましても、引き続き次の事項についてお願いをさせていただきます。
1つ目が、都道府県をまたぐ移動についてであります。
都道府県をまたぐ不要不急の移動につきましては、帰省も含めて極力控えてください。県外からの帰省につきましても、極力控えていただくよう御家族や御親戚の方にお伝えください。ただし、やむを得ない仕事や通勤・通学、転勤、就職活動、婚礼、葬儀・法要、看病・介護・通院、生活必需品の買い出しなどでの移動は、発熱などの症状がある場合を除いて、控えていただく必要はございません。この場合も三つの密、三密の回避を含めた基本的な感染防止対策を徹底しまして、県外で、県外の方と飲食することについては控えてください。
また、やむを得ず沖縄県を訪問される場合には、沖縄県と政府から要請がございましたので、事前にワクチン3回接種を完了するか、または検査を受検し、陰性であることを確認していただくようにお願いをいたします。
やむを得ない理由で帰省された方が実家等で生活を共にされる場合には、家庭でできる感染予防対策を徹底していただくようにお願いをいたします。
なお、県内に限った旅行、観光は、控えていただく必要はございません。
2点目が、基本的な感染対策の徹底であります。
人の移動が活発な時期となります。県外からやむを得ず帰省される方はもちろん、県外との往来をしない方も三つの密の回避、人と人との距離の確保、マスク着用、手洗いなどの手指衛生、小まめな換気など、基本的な感染対策に取り組んでいただくとともに、休憩室、更衣室、喫煙室などの居場所の切り替わりに注意をしてください。また、家庭におきましても小まめな換気に心がけてください。
3点目が、飲食店の利用についてであります。
飲食店等の利用については、各店舗において感染防止対策を徹底し、県民の皆様には、そういった店舗を御利用いただくことを前提としまして、次の事項をお願いいたします。
まず、飲食の際の人数を4人以下としていただくこと。ただし、大田市以西の県西部地域と隠岐地域の飲食店利用の場合につきましては8人以下としてください。この人数制限につきましては、自宅で食事をされている関係にある同居家族などが飲食店等を利用される場合には適用の範囲外、適用除外といたします。この扱いは、県内全ての地域を対象といたします。
2つ目に、時間につきましては、複数の店舗を利用する場合も含めて、合計で2時間以内としてください。
3点目に、帰省された方を含めて、県外の方との飲食は、県内、県外を問わず控えていただくようにお願いをいたします。
県といたしましては、引き続き全国、また県内の感染状況を注視しまして、国や他の都道府県、市町村、医療機関などと十分に連携しながら、感染拡大防止、医療提供体制の確保、ワクチンの追加接種の推進、地域経済の回復に全力で取り組んでいく考えでございますので、引き続き県民の皆様の御理解と御協力をぜひともお願い申し上げる次第であります。
私からのお願い事項は以上であります。
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