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4月14日質問項目1

1.島根原発

○山陰中央新報:山陰中央新報の白築です。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:お願いします。

 

○山陰中央新報:原発について伺います。昨日、県議会の特別委員会で、原発の再稼働について事実上容認する決定がされました。本会議での採決は残っていますが、委員会の構成上、県議会として答えが出ている状態です。これをもちまして、立地の松江市と周辺自治体の全てが同意して、知事の可否判断については、材料が全てそろっている状況になりました。知事として、今後の判断に向けたスケジュール感だったりとか、そういった、どういう要素をもって判断されるかというのを、改めてお考えを伺います。よろしくお願いします。

 

○丸山知事:今、白築記者からは、県議会の判断は出たんじゃないかというお話がございましたけれども、私が承知している範囲でいきますと、次の特別委員会において、国や中国電力などに対する要請事項を含んだ委員長報告の案が議論されて、本会議にかけられる内容として議論されるというふうに伺っております。そういった内容、詳細な内容も含めての判断となりますので、その内容を踏まえて、これまでいただいた様々な関係自治体、関係地方公共団体からの御意見や住民説明会などでいただいた御指摘などを踏まえて、総合的に判断をしていく考えでありますので、基本的な考え方は変わらないというところであります。

 

○山陰中央新報:すみません、追加で伺います。判断の時期についても、現状、特に知事として何か定めているものはなくて、全ての選択肢を頭に入れた上で判断されるということでよろしいですか。

 

○丸山知事:一つの前提条件というのは、その委員長報告の内容を踏まえて、本会議で議決が諮られると、多数決といいますか、決が採られるということだと思いますので、そこで行われる委員長報告に対する賛成討論や反対討論といったものも、あり得ますので、そういった内容、それが終わらなければ、県議会からの御意見を全体として伺ったということには至りませんので、その後になるということであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 関連してお尋ねします。昨日の特別委員会でも委員の方からやっぱり議論が尽くされてないという声は上がりまして、ほかの一般の県民の方からもそういった声がまだやまないわけですけども、その点について、松江市だったり周辺自治体で、県議会も全てそういった方向に決まったという中で議論が尽くされているのかというのは、知事として、改めて今どうお考えか、受け止めているか、お尋ねいたします。

 

○丸山知事:議論が尽くされたかどうかというのは、議論する場所、それぞれで御判断されるわけです。例えば昨日の特別委員会でいきますと、その昨日の時点で了とするかどうかということについて諮られた上で、そういう採決をするかどうかを諮られた上で、それも多数決だったと思いますけども、そういう手順と中身について、委員会で物事を決めていく、多数決という形で決められたわけです。それは全会一致でなかったということでしょうから、まだ早いという御意見もあったと思いますけども、物の決め方として、まだ早い、昨日の時点での採決について反対された方というのは、全体としては多数には、過半数には至らなかったということではないかと思いますので、全体としては、採決をするタイミングとして適切、採決が可能だというのが委員会としての究極的な御判断だと思いますから、それはそれで尊重をしなきゃいけないと思いますので、県議会の中で全会一致じゃなかったということはそうですけども、賛否を問われて、この時期、昨日の時点での判断を委員会として採決をするということについて、半数以上の理解が得られた上で行われているということであると、総体としては審議は尽くされたという判断の下に出された判断だと思いますから、拙速だったのではなかったのかということについて問われれば、それは県議会としては拙速ではないという判断の下で、特別委員会としてはですかね、特別委員会としては、そういう全体としての判断の中で採決がなされたということでいくと、拙速というには至らないんじゃないかということじゃないかと思います。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 

○読売新聞:読売新聞の林です。

 まず、島根原発2号機のことですけれども、先ほどもう既にお答えあったと思いますが、これまで、知事のほう、周辺の県内3市から附帯事項も含めてお話を聞いて、平井知事からも話を聞く機会がありました。そういう中で、例えば周辺自治体からは、国に対して周辺自治体の意見を反映するように求めるような仕組みづくりだったりだとか、平井知事のほうから、原子力防災への財政的な支援の枠組みづくりというか、そういった様々なお話があったところです。住民説明会では、避難計画への実効性の疑問というところが市民の口から出ていたところだったと思います。こうしたとこを踏まえて、知事として判断、どういう判断されるか、当然まだ検討中だと思いますけれども、どういうことを留意していかなければならないのかという点で、議論ももう最終盤を迎えているというところですので、そういうこともお話しいただけたらなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

 

○丸山知事:2号機の安全性が一番大事でありますし、その安全性が相当程度確認できるとしても、規制委員会は、事故のリスクはゼロじゃないというふうに審査されてる側が言われてるわけですから、万が一の場合の避難対策、この2つと、再稼働しなきゃいけない必要性が、その3点ですよね、どういう状況なのかと。これまでお答えしているとおりですけど、それが判断の軸になるということであります。

 

○読売新聞:分かりました。

 先日、平井会長と共に武力攻撃への対応についても要望されたところですけれども、そういうところは直接的な評価ポイントには今のところなってはいないような形でしょうか。

 

○丸山知事:それは安全性の一部でしょ。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。

 

○丸山知事:安全性の中の一つの課題に含まれる話だと思って対応しています。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。

 


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