コメント２

　続いて、県立石見美術館の特別展「受贈記念彫刻家・澄川喜一の仕事」の開催についてであります。

　この特別展を２月の４日から４月の３日まで、県立石見美術館で開催をいたします。澄川喜一先生は、本県の吉賀町の御出身の彫刻家であります。全国各地で約１００点の屋外彫刻を手がけられたほか、東京スカイツリーのデザインの監修をはじめとする都市部の環境デザインの仕事を数多く担われた偉大な彫刻家であります。また、島根県芸術文化センター長など、本県の文化行政の要職も担っていただきまして、２０２０年には文化勲章も受章されておられます。

　石見美術館は、２０２０年度と２０２１年度に１２０点の彫刻作品と多くの関連の資料を御寄贈いただいたところであります。この展覧会は、寄贈作品から選りすぐりの約５０点の彫刻と、今まであまり公開されてこなかった屋外彫刻のスケッチや図面、下絵など、制作過程の資料も併せて展示をいたします。これを機に、郷土が誇る彫刻家について理解の深まることを願いまして、ぜひ多くの方々に御覧をいただきたいというふうに考えているところであります。

　私からの冒頭のコメントは以上２点でございます。