1月12日質問項目4
4.令和5年度当初予算
○山陰中央新報:すみません、山陰中央新報社の白築です。
追加でお伺いしたいんですけども、来年度予算編成に向けて、今、作業が進んでいるかと思うんですけども、編成に当たっての考え方の部分で、知事の、骨格にするのか、そうではないのかというところがもし今お答えいただけるのであれば、伺えればと思います。よろしくお願いします。
○丸山知事:骨格にはしません。フル予算を組みます。全ての財源を計上して本格予算を組みます。それは、政治的なスタンスとしては、私は再選するかどうか分かりませんので、骨格にするということが政治的な謙虚さとしては正しいと思いますけども、様々な対策が講じられるのかどうかということを、今、農業、畜産とか、飼料高騰対策は3月までしか、今、島根県としては手形を切っていません。4月以降どうするか決めていません。そういうことというのは、骨格にしてしまうと、肉づけ予算の部分に当たりますから、骨格、2月に示す時点では未定。そんなことでは事業の先行きが立ちませんから、そういう非常に事業継続が危ぶまれるような事業者の方々もたくさんおられる経済環境だということと、もう一つは、これは、もしそういう状況じゃないとしても、島根創生計画を進めていくということについては、当初予算と6月補正は3か月しかずれていませんけど、ある事業をやろうと思うと、丸1年ないとできない事業ってたくさんあります。3か月遅れると翌年送りになるという事業だってたくさんあるんです。なので、つまり骨格で編成するということは、3か月遅らせるということだけじゃなくて、1年、物事を遅らせるということにもつながるので、そんなことをやっている余裕が島根県にはないと。もし私が選挙で負ければ、直ちに予算を見直していただいて、要らないと思うのを削ってもらって、新しい方が要るというものに付け替えてもらって、やってもらえば構わない。ただ、予算は編成して、選挙の結果を待って、選挙の結果が出るまでは、執行の準備までしておいてもらって、それから執行してもらえばいい。当初予算に計上しないと、執行の準備すらしないですからね。予算が通らないと、少なくとも予算が提案されないと執行の準備できないですね。予算を計上しておけば、2月から提案する前提で執行の準備をして、具体的な要綱も決めて、いつでも動かせるようにして、肉づけに相当するようなものであれば、それは私が当選するかどうかを確認してやってもらえばいいと思っていますので、あんまり謙虚にして物事を遅らせる余裕が島根県にはないと思っていまして、そういう考えの下で溝口前知事も、退任されることが決まっていた溝口前知事の最後の予算、平成31年度予算については本格編成をされました。なので、私も同じ姿勢で任期の切れ目、選挙を迎える年だからといって骨格で物事を遅らせるということをするのは県民の皆さんのためにならないと思っていますので、財源が大変厳しいので、財源を捻出してフル予算を組みます。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
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