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12月23日コメント5

コメント5)

 最後に、本日は令和3年の最後の定例会見となりますので、この令和3年を振り返って、全体のコメントをさせていただきます。

 本年は、年初から3波、続く4波、続く5波と、コロナ感染の波が続いたところであります。秋口にようやく落ち着いてきましたけれども、県内事業者の皆様には、なかなか通常どおりの営業展開ができないという状況が続いてまいりました。感染拡大防止対策を取る一方で、県内経済や県民生活の回復という対策も必要でありまして、その間で、どの辺りでいかにバランスを取っていくかというところが大きな課題の一年でありました。

 県民の皆様、また事業者の皆様には、様々な不自由や経営への影響が避けられない中で、感染の蔓延防止のために外出や行動の自粛に御理解と御協力を幅広くいただいたことに、心から感謝を申し上げます。

 また、7月から8月にかけての度重なる大雨と台風によります一連の災害によりまして、2名の方がお亡くなりになったほか、県内各地で河川の氾濫、住宅の浸水、道路や農地の冠水、土砂災害が多発いたしました。被災された皆様方に心よりお見舞いを申し上げますとともに、引き続いて県内市町村と協力しながら早期復旧に取り組んでまいります。

 一方で、明るいニュースといたしましては、新型コロナの影響で、昨年1年延期となっておりました第71回全国植樹祭を5月30日に大田市三瓶山北の原において無事開催をすることができました。天皇皇后両陛下におかれましては、オンラインにてお出ましをいただき、お言葉、お手植え、お手播きに加えて、島根県が先進的に取り組んでおります循環型林業を象徴する、全国初の御収穫をいただいたところであります。島根が誇る歴史文化、緑の循環を全国に発信し、成功裏に終えることができました。これを大きな契機といたしまして、さらに県内の循環型林業の推進に努めていきたいと考えております。

 また、東京オリンピック・パラリンピックでは、島根県ゆかりの選手として、テニスの錦織選手、それから陸上競技男子3,000メートル障害の三浦選手、横田高校出身のホッケー代表の6名の選手、またラグビーの石見智翠館出身の代表選手お三方、また、バスケットボールの金丸選手、車椅子テニスの三木選手が出場し、それぞれ御活躍されました。本県は2030年に国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を開催する予定であります。県内で競技をしている子供さん方に、県内ゆかりの選手の活躍は大いに励みになったというふうに思っております。

 新型コロナの新たな変異株は、感染が非常に強いと言われておりまして、今後については予断を許さない状況ではありますけれども、一方で、ワクチン接種も進み、飲み薬の開発・普及が進むなど、アフターコロナが見えてくるような状況もございます。県といたしましては、感染対策を徹底しながら、経済活動、社会活動を活発にしていただける環境を国や市町村などと連携して実現したいと思います。

 新たな年が県民の皆様、事業者の皆様にとって、明るく、活気のある、よい年となりますよう、来年も全力で取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 私からのコメントは以上5点でございます。


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