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12月10日質問項目3

3.ワクチン追加接種

○山陰中央新報:ワクチンの3回目接種についてなんですけれども、知事は、全国知事会などでもファイザー製とモデルナ製の交差接種となる状況などについて、政府に説明を求めていらっしゃいますけれども、現段階での政府の説明や発信について、十分であるというふうにお考えでしょうか。

○丸山知事:不十分でしょうね。私はよく状況を理解してますけど、これは一人一人の国民、県民が理解されないと、県内でいうと半数の方々が1回目、2回目と違う、モデルナワクチンの接種を余儀なくされかねないという状況でありまして、単純に言うと、国民の半分が大丈夫なんだろうかというふうに思って、何とかならないのかというふうに声を上げられる話なので、大混乱が予想されますよ。それを、この程度の説明で乗り切れると思っておられるというところが、新閣僚なので致し方ないのかもしれませんけど、物事を甘く見られてると。政府広報でもちゃんとしないと、政府広報をして理解を求めて、不安を持たれる方々に対するコールセンター対応などをして、納得をして接種してもらうなり待ってもらうなり判断をしてもらわないと、国民の半分が影響するようなことを、接種対象者の半分なので、ちょっと半分より少ないかもしれませんけど、いわゆる18歳以上の多くの方々が影響を受けることを放置して3回目接種に突入するというのは、大胆かつ不十分だと思いますね。物事を軽く見て大胆だし、大きな混乱が起きるでしょう。それは、我々としては、知事会としてはアナウンスしてますから、もうそれで突入されるっていうんだったら、もう仕方がないし、もう混乱は必至でしょ。それを前倒しをするとかしないとかという話は、砂上の楼閣、屋上屋を架する、捕らぬタヌキの皮算用みたいな世界でしょ。8か月ですら、もう8か月も6か月も同じ、共通する問題を正直言って放置して3回目接種に突入されるわけだから、私としてやれることはやったつもりですけど、政府がやられないので混乱は必至でしょうね。

 選べるとかっていう甘っちょろい話じゃないんじゃないかと。ぜいたくを言う人間は待ちなさいと、遅れても仕方ないでしょということを言ってるのに等しいんだから、やはり交差接種のリスクがこれぐらいで、多くの方々が心配せずに受けられると、受けても差し支えないと、そしてモデルナとファイザーの全体の供給のことを考えると、やはりモデルナでの接種、ファイザーからモデルナへの切替えといいますか、ということをちゅうちょされずに、できるだけ8か月とか6か月とか決められた期限で接種を完了してほしいというふうに、国民に語りかけて、当然異論を持たれる方はおられますから、そういった方々への不安、不満に説明をするという形で理解を深めてもらって突入しなきゃいけない話ですけど、前内閣のときもありましたね、自治体が在庫を抱えてため込んでるだけの話であって、供給は十分だといってふんぞり返っておられましたけど、いざ京都市とか神戸市とかが新規予約を停止するという事態になって、慌てて問題を認めて是正すると。何かそれに近い状況が起きるんじゃないですかね。現場で全国的に問題が起きないと、政府は対応されないのかなというふうに、今までの対応を見てると思われますね。だから、そういう意味での混乱が起きないと、政府は対応を変えてくんないだろうというふうに見立てているということであります。


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