12月10日質問項目1
1.年末年始に向けた県民への要請
○山陰中央新報:山陰中央新報、原田です。よろしくお願いします。
新型コロナウイルスの感染者数が、島根県内を含め、全国的に落ち着いている状況にあります。昨年は第3波が懸念される中での年末年始だったということもあって、県民に対して帰省の自粛を呼びかけられましたけれども、今回の年末年始は自粛を呼びかけるようなお考えはありますでしょうか。
○丸山知事:それは全くありません。現在は、他県との往来について抑制をしていただくお願いをしている状況にはございませんので、東京、大阪、大都市圏を含めて、往来について制限するものはないという感染状況だという認識であります。
当然、どこにおいても行われるべき基本的な感染症対策の徹底といったことは、通常の事項としてお願いすることになりますけれども、これまで、昨年の2月以降ですかね、日常生活に及ぼす感染拡大が生じて以降、3、4月の人の移動時期、それから5月のゴールデンウイーク、それからお盆、年末年始と、また重ねて2回目の3、4月の移動時期、そして5月のゴールデンウイーク、そしてお盆と、2巡ほど、ずっと自粛をお願いしておりましたけれども、今は自粛が要らない期間ということでありますので、これまで自粛をしていただいた方々をはじめとして、御家族、御親戚、友人と顔を合わせて積もる話をしていただく絶好の機会じゃないかというふうに思っているところであります。
○読売新聞:読売新聞の林です。よろしくお願いします。
すみません、ちょっと冒頭のお話に戻らせてもらうんですけど、帰省について、今回の年末年始は帰省の、呼びかけをしないということのお話がございました。これまで、県に限らず全国的にそういった帰省の自粛の呼びかけが続いてきたところですけれども、これまで知事の帰省の呼びかけの、される際のお話とかお伺いしてると、ちょっと今、忠実かどうか分かりませんが、こういう要請をしなければならないということは行政に携わる人間として恥ずかしいというようなお話をされたり、割といろんな思いでそういう要請をされてたのかなという部分で受け止っていたんですけれども、今回、そういう呼びかけをしなくてもいい年末年始が来たということで、その辺、知事の中で何か思い等が特別にあれば教えていただきたいなと。
○丸山知事:ちょっと補足いたしますと、県内に帰っていただくというケースもありますし、県内におられる方が、単身赴任等でおられるケースで県外に帰省されると、それは両方とも問題ないというふうに思っております。これは、帰省というか、やっぱりお盆とか成人式とかゴールデンウイークとか、年に1回か2回、離れて暮らす身近な親族に会う、子どもさんをおじいちゃん、おばあちゃんに見せてあげたいと、おじいちゃん、おばあちゃんのところにこの子どもを連れていってあげたいというのって、本当に家族の触れ合いとして大事なイベントなわけですね。それが感染拡大ということで、行政の側からやめてくれというふうなことを言わなきゃいけない状況というのは本当心苦しい状況でありましたけれども、今の現状というのは、島根県内はもちろんですけども、東京とか大阪とか、大都市圏も含めて感染が落ち着いているという状況でありますから、飲食とか旅行も含めてですけども、まさに今が一番いい、移動等をするのに適した時期になっているということでありますから、逆に今、この機を逃さずに、これが次のゴールデンウイークとかお盆に同じ状況が続いているかは分からないわけですから、逆に言うと、この機を逃さずに、我慢されていた方々については帰省をしていただく、帰ってきていただく、または行かなきゃいけない帰省先に出てもらう、そういう行き来をしてもらうのにいい時期ではないかというふうに思っておりまして、できるだけこういう状況が継続するように我々も頑張っていかなきゃいけませんけども、そういった意味で、まあまあそういう心苦しいお願いをしなくていい状況になったということは、本当に、これはワクチンを政府が強力に進めていただいたおかげだと思いますし、県民の皆さんの御協力、医療機関の御協力といったことでありますので、そういった関係の皆さんの御協力に感謝しているところでございます。
○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。
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