10月14日質問項目4
4.新型コロナウイルス感染症
○NHK:NHKの浅井と申します。
新型コロナウイルスの感染状況について、今月に入ってから、昨日の感染確認までで19人の感染確認になっていて、かなり先月、先々月に比べて落ち着いてきているのかなと思います。あと、また入院体制についても、原則入院という体制が戻ってきていると思います。現在の感染状況を、まずはどのように受け止めてますか。
○丸山知事:県内の感染状況は、一時期に比べて相当落ち着いているという受け止めです。
○NHK:そうした中で、第6波という懸念も出ているというか、懸念を口にしてるほかの県の知事とかの方もいらっしゃる中で、第6波に向けた備えというのは、どういったところを備えていく必要があるというふうにお考えでしょうか。
○丸山知事:第5波の反省点としては、島根県としてはやはり、正直想定していなかった自宅療養、特に最初から自宅療養ということを踏み切らざるを得なかったというところが大きな反省点でありますから、医療の提供体制を拡充していくということに取り組んでいきたいというふうに思っております。ただ、病院だけに頼っていきますと一般医療へのしわ寄せが生じますので、宿泊療養施設、そして自宅療養といったことを適切に組み合わせて、宿泊療養とか、当然自宅療養についての医療上のサポート体制の充実ということも含めて、質と量を両方高めていくというふうに取り組んでいく考えであります。
○NHK:医療提供体制、病床に限らず宿泊療養だったりの部分の、いわゆるハード面の支援でしたり整備というのは、お考えにあったりするんでしょうか。
○丸山知事:実際のところ東京も、島根もそうですけど、ハードの限界じゃないわけです。ベッドがあってもスタッフが足りないから受け入れられないという話なので、ハードを全面に考える必要はないんじゃないかと。問題は、人が増えるわけじゃありませんから、限られた医療スタッフを効率的に動いていただける体制を全体として県がマネジメントしながら組んでいくという、その人的な、コロナ対応に対応していただける既存の医療スタッフの方々をできるだけ増やしていくということだと思うんですね。それも、その方々も通常の仕事をされているという方々が多いですから、そういった方々の仕事との兼ね合いを両立しながら、そういった協力をどこまでいただけるかということを、それぞれの関係者のお話をよく伺って準備をしていくということですね。
○山陰中央テレビ:すみません、山陰中央テレビの竹下です。
最初に、第6波への対策というところの、先ほどのちょっと質問に関連してなんですけれども、宿泊・在宅医療についてのサポート体制を充実していくということでしたが、何か、例えばどういうものを想定しているといったことがありますでしょうか。
○丸山知事:それは、まず在宅の方に健康確認をしていくためのスタッフの充実、そして実際に訪問看護をしてもらうことについて協力してもらえる訪問看護ステーションを増やしていく、そしてその訪問看護をされた看護師さんが医療上の判断で困ったときに相談できるお医者さん、電話ができるお医者さんを増やしていくとかという形での、基本的にはマンパワー、医療従事者によるサポート体制を、厚みを増していくということが主体になります。
○山陰中央テレビ:ありがとうございます。
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