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9月27日質問事項

○山陰中央新報:先ほど、会議の中で、ステージ2相当に方針を戻すということで確認をされましたけれども、これを踏まえて、県民の方にメッセージをお願いいたします。

 

○丸山知事:7月の下旬から9月の上旬にかけての県内最大の感染の波、第5波については一応の落ち着きを見せたということで、島根県内におけるコロナ禍の、ウィズコロナにおける平常時の状況に戻していけるんではないかというふうに考えております。したがいまして、コロナがなくなったわけではありませんし、デルタ株、また今後の変異等も踏まえて、感染拡大、第6波というのはあり得るという緊張感を持ちながら対応していただく必要があるというふうに思っております。その予兆なりにつきましては、我々のほうで感染状況をよく注視して、また、今の一旦戻した制限をもう一度強めるということも想定されますけれども、今の状況では、この対応で足りるのではないかというふうに考えておりますので、我々のほうでお願いさせていただいております諸事項を遵守していただいて、生活、社会活動を行っていただければというふうにお願いをするところであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございます。

 それと、3点確認がしたいんですけれども、今日、入院についての段階を、入院の第3段階にするということでしたけど、これは本日からということでよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:本日からですね。

 

○山陰中央新報:指示事項の中で、対応についての要請が10月1日からですけれども、入院については本日からということで。

 

○丸山知事:入院は、だから入院の確保病床の水準を落としていくということですので、県民の皆さんの行動をどうこうするという話ではないので、そこは分かれております。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 

○NHK:県外との往来の部分についてなんですけれども、今まではもうすべからく県外への移動、往来を自粛、それを求めていたと思います。これ、10月1日からは、緊急事態宣言でしたりまん延防止等重点措置に当たる部分以外であれば、少し判断を変えているかと思いますが、そういう判断に至った、改めて御見解というか、お考えを教えてください。

 

○丸山知事:緊急事態宣言だけではなくて、まん延防止等重点措置の地域と、都道府県が自主的に外出自粛をお願いしている地域については、これはまだ自粛ということになりますけれども、それ以外のところについて往来を自粛していただくということが必要のない他県の感染状況になっているという認識であります。

 

○NHK:それに関連して、政府は緊急事態宣言を今月の期限をもって解除する方針を示されていますけれども、ここに書かれているとおり、その政府の対応によってこれが変わるということは、今のところはないんですかね。

 

○丸山知事:緊急事態宣言とまん延防止等重点措置と、それ以外の自主的な判断をしているところというフレームが変わっていない限りは、それが具体的にどこになるかというところが違うだけですから、フレームは変わらないですよね。適用対象、その該当する県の数が減っていくということじゃないですか。

 

○NHK:それと、#WeLove山陰も10月1日をもって再開ということで、かなり夏のお盆のシーズンとか観光シーズンがコロナの感染拡大と重なったことで、観光だったり飲食、打撃を受けてると思いますけれども、改めてキャンペーン再開に当たってのお考えを教えてください。

 

○丸山知事:#WeLove山陰は山陰両県で、その県内の宿泊施設を利用していただくということの促進措置でありますけれども、加えて、措置の内容は置きますけれども、先ほど申し上げた緊急事態宣言地域、それからまん延防止等重点措置の地域、そして自主的な外出自粛要請をしている地域以外の他県からの誘客についても、これは再開することにいたします。これは、ウィズコロナの平常時のモードに戻していくということでありますので、当然これは観光関連の宿泊施設ですとか観光施設、お土産物屋さん等がそれぞれのガイドラインを遵守していただいて、プロとして感染拡大防止の措置を取っていただくということを前提といたしておりますので、その徹底をお願いしながら、こういった促進措置を講じていくことで県内の経済をできるだけ回していくということで対応していきたいということであります。

 御指摘のとおり、8月の観光のハイシーズンが観光業界にとってはほとんどない状況にもなりましたし、9月も秋の行楽シーズンという意味ではハイシーズンでありますから、この丸2か月がビジネス上なかったような厳しい状況でありますので、10月以降の、この感染が収まった時期を逃さず、適切な誘客を図っていくということで対応していきたいと思います。

 もう一つ申し上げると、政府の施策は、追加の補正予算は総選挙後と言われていますのでまだ先でありますから、各都道府県でできることを一生懸命やっていくしかないという、そういう緊張感を持って、県知事としては対応していかなきゃいけないということでありますので、感染拡大防止との両立を図りながら、こういった経済の回復と両立させていくということに取り組んでいきたいというふうに思っております。

 

○NHK:最後に1点。8月は、これまでにない感染拡大で、自宅での療養というような判断も、初めて県としての対応を選んでというような、今までにないようなことが多くあったかと思います。今、感染状況、落ち着き始めている中で、第6波の可能性もあるというようなふうにも言及されてましたけれども、次の感染拡大に対応していくために、県として、8月の感染拡大を振り返って、準備しておく必要があるべきことなど、何かありましたら教えてください。

 

○丸山知事:それは当然、第5波並みのことが起きれば、再度自宅療養を、一旦基幹病院で全身状況のチェックをしていただくというプロセスは経ますけども、スタートから自宅療養していただくという状況が生じたわけですから、そういった場合が再度発生するということも踏まえて、開業医の先生方、そして訪問看護ステーションなど、在宅での療養をサポートしていただく医療的なサポート体制ということを充実させていく、できるだけ協力していただけるところを増やしていくということを並行して進めていかなきゃいけないというふうに思っております。

 

○NHK:ありがとうございました。

 

○朝日新聞:お伺いしたいのが、9月の始まりの時点で、学校の感染についての、知事から懸念の発言がございました。学校が始まることによって、ワクチンを受けていない世代が家庭に持ち込むんではないかというような発言もありましたけれども、2学期始まってから一回りしたところだと思うんですが、この懸念について、実際の感染状況と照らし合わせて、どのように認識されておられますでしょうか。

 

○丸山知事:学校関係者の皆さんの努力によりまして、これは御家庭も含めてだと思いますけれども、私が想像していた状況よりは随分低く、その発生を抑えていただいているというふうに思っております。

 どうしても子供さんから子供さんへの感染というのもありますけれども、やはり県内の状況からするとやっぱり、今日の議会でも申し上げましたけれども、行動範囲の広い大人が県外との往来を通じて、やはりこの感染を持ち込んで、大人から子供へというところが起点だというふうに思っておりますので、そういった意味では、学校の努力の前提として、大人が感染拡大につながる行動を、県の要請を遵守していただくことでできるだけ抑えていただくというところを通じて学校への波及を最小限にしていくという努力は引き続き継続しなきゃいけないという認識であります。

 

○朝日新聞:ありがとうございます。

 

○日経新聞:すみません、飲食店の人数制限のことについてお伺いしたいんですけども、今まで人数制限4人のほかに、2時間以内という言葉があったと思うんですけど、これ2時間以内というのが消えてるんですけれども、これはもう一次会も二次会もオーケーということでいいんですか。

 

○丸山知事:いやいや、変更点として上げていないだけですから、4人以下・2時間以内というのが8人以下・2時間以内ということで、時間についての変更はないということです。

 

○日経新聞:時間の変更はないと。

 

○丸山知事:はい。

 

○日経新聞:その前の訂正だけで、変更はしてると……。

 

○丸山知事:変更点として上げていないので変更はないという理解をしています。ですので、8人以下で2時間以内というのが新ルールであります。

 


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