コメント２）

　そして、２点目が、益田市にございます県立石見美術館における企画展の開催についてであります。

　グラントワの石見美術館で、９月１１日土曜日から１１月１日月曜まで、秋の企画展「河井寛次郎と島根の民藝～手がつくる、親しいかたち～」を開催いたします。

　河井寛次郎氏は、大正から昭和にかけて活躍された陶芸家で、安来市の御出身であります。京都を拠点に、初期から晩年まで様々な釉薬や制作技法を駆使して、多彩な作品を創り出されました。また、同じ志を持った仲間と共に、民衆の手仕事によります工藝品の美しさを見いだす、民藝運動を全国に推進された方であります。

　この民藝運動の一環として、思想家の柳宗悦が島根で民藝調査を行われ、石見の石見焼や大規模な登り窯、出雲地域の日の出団扇など、県内の様々な手仕事に民藝として価値を見いだされ、その魅力を全国に紹介をされました。

　この企画展では、この河井寛次郎氏の初期から晩年までの仕事を県立美術館のコレクションからたどります。あわせて、民藝運動を全国に推進した作家の方々の作品や、島根の民藝についても紹介をする内容となっておりますので、県内の多くの県民の皆様に御来場いただけるようお願いを申し上げる次第でございます。

　私からのコメントは、冒頭、以上であります。