7月20日質問事項
○読売新聞:今回、鳥取県が山陰地域で初めての、お隣、米子市内の飲食店に対する営業時間の時間短縮要請を行う状況になるなど、影響が広がっていますけれども、この状況について、現在の所感などあればお伺いさせてください。
○丸山知事:5波の入り口に立っているという状況だと思いますし、鳥取県、平井知事も市中感染の可能性も否定できないというふうなお話があって、外出自粛要請と飲食店の時間短縮の要請をされるわけですので、そういった密接な行き来のある隣県の情勢変化に対応しないといけないというふうに判断したところであります。
○読売新聞:昨日、記者会見のほうで健康福祉部からも、県内でも安来市などを中心に感染者が増加傾向にあるというお話を伺いました。その辺を踏まえて、県民への注意喚起など、何かあればお願いします。
○丸山知事:幾つかの感染ルートが今の感染者の中には推定されますけれども、いずれも県外由来というふうに、その可能性は高いと思っておりまして、往来自体は、緊急事態宣言の対象地域、それからまん延防止等重点措置の対象地域、そして各都道府県で外出自粛を求められている地域について往来の自粛を要請しておりますけれども、それ以外の都道府県も含めて、やむを得ずそういったところに行かれる場合、そもそも控えていただく必要はない地域との往来、前者については例外的な往来、そしてそもそも控えていただく必要がない地域については普通に往来されるわけでありますけれども、県外におきましても、県外の方との飲食、また県外からの来訪者の方との接し方については具体的に様々なお願いをさせていただいておりますので、その徹底をお願いしたいというふうに思っております。
○読売新聞:分かりました。
もう1点、今、鳥取県との間で#WeLove山陰キャンペーン、まだ継続中だと思いますけれども、今回の県民への要請によって、この取扱い、特に変わる部分とかはないんでしょうか。
○丸山知事:観光、宿泊については、これは事業として行われているプロのサービス提供であります。したがって、それぞれのガイドライン、またはガイドラインに上乗せして各店舗で感染防止対策を営業者としてやっていただくということで感染防止をしていただくということでありますので、それを徹底していただくことで、この#WeLove山陰等の停止については考えていないところであります。
○読売新聞:分かりました。
○朝日新聞:今回、知事指示事項の中では、往来の自粛については求めておりますけれども、県内への時短要請であるとか、あるいは12人以下・2時間以内の目安といったものの変更については触れてません。生活圏を同じにする米子がこういった事態になっている以上、ある程度、飲食店の対応に差があると、結果的に飲食というか、呼び込む結果になりかねないという懸念もあるかと思いますけども、こういった懸念に対する回答などがありましたら教えていただければと思います。
○丸山知事:まず、状況が違うということが一つ。平井知事は市中感染の可能性ということについて言及されておられる状況でありますけれども、島根県内においては感染者数、10人近くの数字が続いておりまして御心配をおかけしておりますが、いずれも感染者の周囲の接触者を調査する中で発見すべきものを発見している結果だと、そして発見できているという状況であります。そして、感染者の方から行動履歴等を教えていただくということが大事なわけでありますけれども、それらについては皆様から御協力をいただいて、難儀している案件はございません。したがいまして、接触者の周辺を調査していくという手法の中で対応できている状況でありますので、市中感染といったものの懸念はないと思っておりまして、県内において米子市内と同じような飲食店に対する時短の要請は必要ないと考えております。
それから、1都3県等でよく議論される越境といったことにつきましても、残念ながら米子と松江の地域については、1都3県のように頻繁に公共交通機関で往来できるというアクセスではありませんので、飲食をするためにわざわざ電車に乗って往復で往来されるという可能性というのは、首都圏とか関西圏に比べて著しく低いと考えられますし、車で来られて代行で帰られるというコストをかけて頻繁にやられるということでもないでしょうから、そういった対応は今の段階では必要ないというふうに思っているところであります。
○朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。
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