４．東京都議選

○読売新聞：先日あった東京都議選、自民が伸び悩んだというような評価が大勢のところだと思いますが、結果について何か知事、所感ございますか。

○丸山知事：やっぱり感想として、金曜日の小池都知事の会見の模様を見てましたけど、いつもと違って、椅子に座って、その部屋に入ってこられるときも、足元もちょっと弱々しい感じで、歩き方もね。話し口もやっぱりお疲れな感じだったのが、一夜明けて、すたすた事務所を回られて、歩道を歩かれて、そして、あれは金魚鉢と言われてるらしいですけど、シースルーの車、座ってるところが丸見えの、要するに小池都知事ここにありというのを見せるための選挙カーなんですかね、あれにずっと乗られてるって、すごい回復力だなと、すごい回復力というか、何かすごい、疲労回復にすごい効く、何か秘訣があるんだったら教えてもらいたいなと思って、私も選挙をもう一回やることがあったら試してみようかなと思うぐらい回復ぶりがすごかったですよね。で、投票日の翌日、月曜日、二階幹事長とか山口公明党党首とか、トップクラスの要人との会談を重ねられて、本当に見事な、見事な回復ぶりで、目をみはりました、それが１点。

　もう一つは、結果については、基本的には自民党、与党のコロナ対応とオリンピック対応に対する批判がストレートに出たということと、小池都知事が過労で休養されるほど奮闘されてきたということに対する評価なり同情なりということが合わさった結果だったと思いますし、あと、やはり立民、共産も伸ばされてるということですから、やはりオリンピックに対する、どうですか、都民ファーストは無観客、立民は延期または中止、共産党は中止だったかな、そういうオリンピックに対する否定的な、少なくともこの月末の開催に対する批判というのが議席に表れているというふうに、数字を素直に読めばそういうことじゃないかと思いますし、議席は議席ではっきりした数字ですから、もう一つ言えるのは、前回の都議選ほど都民ファーストというのか、小池都知事に対する圧倒的な期待というのはなかったというのが減ったということの評価じゃないですかね。

○読売新聞：分かりました。ありがとうございました。