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6月23日質問事項3

3.JFしまね

○山陰中央新報:ありがとうございました。

○読売新聞:読売新聞の林ですけれども、JFしまねの関係でお伺いします。

 本日、報告徴求の期限、2つですかね、あったと思うんですけれども、まず、回答はまだ来てない状況でしょうか、現時点、知事のほうに。

○丸山知事:少なくとも会見が始まる時点では来てないと思います。夕方までまだありますからね。

○読売新聞:既に報告徴求の中でそういう情報提供があったと触れられていますけれども、JFのほうが再度、役員の推薦会議のほうを開催したということがございました。県としては、だから、文書の中で、前回の推薦会議が公告の要件を満たしていると考えられるという御見解も示されているんだというふうに私、認識してますけれども、そういう中で再度推薦会議が開催されたということについて、御見解をお願いします。

○丸山知事:6月9日でしたっけ、9日の会議に問題があるのかどうかということを、今日の期限の報告徴求でももう一回見解を求めてます。なので、その回答文書をもって最終判断しなきゃいけないというふうに思いますけども、その報告徴求を出す段階、つまり今回の報告徴求をもらう前の段階でいくと、どこに問題があるのかなという状況というふうに感じているのは間違いないですね。ただ、それが間違ってないかどうかの確認をもう一回、JFしまね側の見解を聞いているので、それが我々の今の認識を変える内容になってくるのかどうかということにかかってます。

○読売新聞:ですから、現段階では、だから、ちょっと徴求を受けてないから、それがよしともあしともちょっと言いにくい部分が。

○丸山知事:最終判断はしてませんね、まだ。報告徴求の結果を、今日の夕方までに出てくるでしょうけども、それが出てきたものを見てからの判断になると思います。

○読売新聞:もし徴求の、求める報告の内容がまだ不十分なものだったり見解と違うものだったりしたら、また追加で何か措置というのも。

○丸山知事:もう報告というか、見解を聞いているので、何度聞いても平行線になるようなやり取りをしても仕方がないから、今回我々がそうじゃないか、つまり6月9日の決議が無効だと言うに足る根拠がないんじゃないかという判断を今のところしてますけども、それが、我々の見解が正しいのかどうかということをもう一回、それに対する、もっと言い分があるのかどうかということをもう一回聞いているので、そこの中で私たちが見解を変えるほどの説明がなければ、その認識、6月9日の決定に問題がなかったという前提で物事を進めていかなきゃいけない、物事を進めていくつもりですよ。

 説明というか、その報告、考え方は説明する機会を与えているので。何度もやり取りはしないと思います。

○読売新聞:すみません、県としては、だから、見解を聞いた上で、平行線をたどるようであれば、6月9日の決議が有効だったという前提で県としては話を進めていくという話ですね、今のは。すみません。

○丸山知事:そういうふうにならざるを得ないというか、結局、先週の土曜日に分かったことは、もう一回推薦会議を開いて、6月9日の決議は取り消して、新しい役員候補者名簿を作ってもらえるという状況をJFしまね側はつくれないってことでしょ。そうすると、私は別に6月9日の内容で物事を決めなきゃいけないとは思わないけれども、今は役員の任期が切れているのに、役員の選任という手続ができてないという、当然やるべきことができてない状況なわけですよ。だから、6月9日の内容で結果がどうなのか、6月9日の内容で総代会に諮ればいいんじゃないのというのが普通の考えでしょ。その案がよければ総代会で採用されるし、それが総代会の理解が得られなければ、その選考案というのは否決されるわけだから、そうすればもう一回選考委員会を開き直して議論してくれというふうになるわけだから、ともかく提出できる役員案がありながら、このままスタックしてたら任期切れの役員さんが何か総会の信任もなしに業務執行してしまうという異常な事態になるわけだから、それは早く改善しなきゃいけないでしょう。それは何かというと、役員の選任手続、つまり総代会への提案を怠っているという状況になっているんじゃないかということですね。だから、それを6月9日について問題ないんじゃないかという我々の判断、今のところ持ってる判断を覆す内容の説明なり見解が示されるのかどうかというところが、それがまだあるかもしれないので、まだ決めてるわけじゃないと。

○読売新聞:今のお話は、回答のいかんによっては何か、例えばより強い、例えば水産業協同組合法上は法令とか定款、規約とかに違反すると認められるときは行政庁が必要な措置を講ずるとか、そういう規定もある中で、より強い措置とかもあり得るというお話ですかね、また違いますか。

○丸山知事:いや、それはあり得るでしょう。

○読売新聞:現段階では、まだそれがどういうものになるかというのも難しいですか。

○丸山知事:もう9割ぐらい言っちゃってるけど。

○読売新聞:分かりました。ありがとうございます。

○丸山知事:要するに、このまま我々の判断を、JFしまねの言い分ももっともだなというふうな話が今日の報告徴求の結果として出てこなければ、普通に考えれば、出なければ、次の段階というのは、6月9日の役員案というのは有効で、なおかつ別の案、その案が取り消されて新しい案が出てくる見込みもないという状況であれば、それは総代会が認めるかどうかは分かりませんけど、まず総代会に諮ることをやんなきゃいけないんじゃないのという命令を出すということでしょうね。要するに提案をしなさいよと。提案しないことで役員選任手続が止まってるわけだから、役員選定をしなきゃいけない、7月1日以降の役員選任を早くしなきゃいけないという仕事を会長は負っているわけだから、それを止めずに早くやりなさいという命令を出すことになるんじゃないかというふうに申し上げております。

○読売新聞:ありがとうございました。

○丸山知事:それは、今日の報告徴求の結果を待たないと、まだ分からないし、あとは、弁護士とも相談しなきゃいけないので、最終そうなるかどうかは分かりませんけど、今の私の見立てはそういうことです。

○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。よろしくお願いします。

 JFしまねに絡んで、よろしくお願いします。重複したら申し訳ないですけども、結局、踏み込んだ対応って中に役員改選命令というのがあると思うんですけども、具体的にどうなった場合にその命令を出す必要があるとお考えになりますでしょうか。

○丸山知事:だから、私はまだ役員改選命令をする段階だと思ってないから。業務改善命令を出す段階だと思ってる。

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

○丸山知事:出す段階って、出すかどうかを最終検討している段階だと。業務改善命令を出すかどうかを最終、検討している段階です。だから役員改選命令は、今の段階では考えていません。

○山陰中央新報:分かりました。

 横領の話を教えてください。6月定例議会で常例検査とは別の検査を実施されるっていうお考えを示されたと思うんですけども、検査の狙いであったり、具体的な実施時期についてどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:横領ですね。横領の関係については、報告徴求、報告の内容について実際に検査で確認をすると。どういった執行体制、内部管理を行っていたのかということの事実確認と、今後どういった再発防止策を取るのかについて、定例の検査じゃない、随時検査を今週の26日土曜日に予定してます。

○山陰中央新報:分かりました。狙いとしては、10年以上発覚しなかったというところの内部管理の話だったり、そこら辺を中心にやるということでよろしいですか。

○丸山知事:今申し上げた、どういった執行体制でやっていたのか、内部管理がどうだったのかということ。結局は、何で見つけられなかったかということが中心になるでしょうね。

○山陰中央新報:分かりました。

 これって、告発を視野に入れて検査するということも考えられるんでしょうか。

○丸山知事:告発って、何の告発。

○山陰中央新報:横領問題についてです。

○丸山知事:JFが被害届か何か出したんじゃないの、JF自身が。違ったっけ。出してないの。それはJFがやることでしょう。横領されたのはJFでしょ。だから、そういう手続を取ってないんだったら、何で取らないのかということ、ちょっと事実関係知らないけど、詳しく。それは被害者が被害を届けるなり告発するのが筋でしょう、するんだったら。県がしないでしょ。何でしないのって指導はするかもしれないけど。

○山陰中央新報:分かりました。

○丸山知事:ちょっと告発の内容がよく分からないので。

○山陰中央新報:いや、場合によっては県でやることも必要なのかなと思いまして聞きました。

○丸山知事:ああ。まあ不正を知ったときはね、公務員はそういうことをしなきゃいけない義務はあるけど、入ってもないから分からないよね、まだね。そこまでのことを考えてやってるわけじゃなくて、まずは何でこんなことが起きてしまったかと。何で長年見つけられなかったかということがスタートですね。

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございました。

○広聴広報課:そのほかございませんでしょうか。

 よろしいですか。

 それでは、以上で定例会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○丸山知事:ありがとうございました。


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