5月25日質問事項6
6.ワクチン接種体制
○山陰放送:山陰放送の木谷です。よろしくお願いします。
コロナワクチンの接種体制についてお聞きします。
鳥取県のほうでは、県独自で接種会場を設けられるなどして集団接種、早めの、なるべく早くワクチン接種に取りかかろうということで動きを見せているとこなんですが、改めて島根県としてワクチンの接種体制について、県独自で何か今後、計画としてそういった集団接種ですとか、ワクチン部分に関して対応、対策というのは考えていらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:島根県の基本的な今のスタンスは、主軸であります各市町村の接種が円滑に進むように県として必要なことをサポートしていくという考えであります。県として接種会場を設けて、モデルナかな、ファイザーじゃないワクチンの提供を受けて別口でやっていくというやり方、選択肢としてないわけではないというふうに思いますけども、特に問診をしていただく、これは打ち手の話が日本全国のテレビとか政府の関心事ですけど、島根の場合ですと、問診と接種後のいろんな異常がないかどうかという経過観察をしていただくためにお医者さんが欠かせませんので、そういうお医者さんの、結果的には取り合いになっていくということを含めて、医療資源が乏しい、しかも、これは鳥取も似ているかもしれませんけど、ほかの県に比べて一点集中型で人口が集中しているわけじゃないというところも含めて、接種会場を県で設けてやっていくということは今考えていなくて、市町村の接種がより円滑に進むようにサポートしていくと。もしいろんな課題が、一律にあるというよりは、それぞれ個別にあるでしょうから、そういった中で県としてできることがないかどうかを確認をして、そのサポートをしていくことに主眼を置いていきたいというふうに考えております。
○山陰放送:ありがとうございます。
○山陰中央新報:山陰中央新報の佐々木です。ワクチンの接種のことなんですけれども、今、国の発表で、島根県内で2回受けた人が2,600人ぐらいということになってますけれども、知事から見られて、今、県内の進捗状況というのはどのように見ておられますか。
○丸山知事:これ、何をもって、県民の皆さん、住民の皆さんの期待からすると、それは遅いでしょうね。でも、市町村とかの立場からすると、物が来るのが遅いから、市町村の努力でもっと早くできたかっていうと、それは限界がある。もともと待たれてる物自体がないのに、来てくださいとも言えないし、予約を受け付けるわけにもいかなかったんで、そこを言われてもちょっとしんどい。しんどいというか、そこはもう、むしろお門違いの話なので、正直言って、遅れている理由の8割ぐらいは、それはワクチン供給の遅れ。だから、ただそれをこれから市町村なり医療関係者、接種をしていただく皆さんの頑張りを通じて、ともかく7月末までに希望される高齢者の接種を終わらせるという目標に向けて市町村、取り組んでいただいていますので、そういった、そういう意味では、量的には県民の皆さんからすると十分だと思われる量じゃないと思いますけども、私の感覚でいくと、いろんなとこで始まってますね、本格的な高齢者接種が。その中で大きなトラブルの報道は聞いておりませんし、担当の部局からも聞いてませんので、そういった意味では円滑なスタートを切れているんじゃないかというふうに思っております。
ワクチンを調達して供給される国も大変だとは思いますけども、やっぱりこれまでやったことのない、全国民に対する、年齢の低い方は別ですけど、全国民を対象とした接種をやっていこうという話というのは、これは学校の何年生の時点で結核をとか、ポリオをとか、何かそんな話じゃなくて、一瞬で全世代をやるわけですから、ちょっと誰もやったことのない、終戦直後とかは分かりませんけど、ここのところ誰もやったことのないことを試行錯誤でやっているというところなので、丁寧な説明に努めながら、我々もできるサポートを、市町村の御意見を伺いながら対応を考えて、ともかく市町村を通じた接種が円滑に進むように最大限サポートしていきたいという考えであります。
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