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5月25日質問事項3

3.新型コロナウイルス感染症対応

○NHK:ありがとうございます。

 話題替わります。新型コロナウイルス対応について、県内、今月に入って、1か月の間での感染確認が最も多くなっていると思います。まずはそれに対する受け止めを改めてお願いします。

○丸山知事:第4波の影響というか、カラオケ店でのクラスターといったことを含めて、感染が広く、これまでにない感染者が確認され、なおかつ病床の利用率も即時病床レベルで50パーセントを超えるといった状況で、医療の負荷も高まっているという状況でありますので、深刻に受け止めておりますし、県庁として、各医療機関の御協力をいただきながら、即時対応病床の増ですとか保健所の人員調整、感染者がたくさん出ている地域の保健所への応援、そういったことを通じて感染の封じ込めと医療の確保に努めております。そういったことを通じて対応していきたいということであります。

○NHK:先ほど即時病床の使用状況についての言及がありましたけれども、県として軽症・無症状者の宿泊療養施設というのも確保しているかと思いますが、これの稼働に向けての準備の状況ですとか、今後の方針などを教えてもらえますか。

○丸山知事:今日の時点で受入れは可能な状況になっているというふうに聞いておりますけれども、それを実際に使うかどうかというのは、新規感染者の発生の状況、そして、これは広域の、県全体の入院調整本部を、医療の関係者を招集して、そこで調整してもらっていますから、そこで必要と判断されれば実際に入っていただくということになると思いますし、その可能性は、直ちにかどうかは別にして、使うことになるんじゃないかというふうに思います。

○NHK:ありがとうございました。

 

○山陰中央新報:山陰中央新報の佐々木と申します。よろしくお願いします。

 すみません、ちょっとコロナの対応について、追加でお願いいたします。

 先ほど、病床の増設のことをおっしゃいましたけれども、これは何か、今253ある確保病床のことという理解でよろしいですか。

○丸山知事:いやいや、今までの対応は即時対応病床をスタート100から、今200に上げてきてると、そのことを申し上げたところであります。感染者の発生増加に併せて入院者が増えてきたということで、即時対応病床を100から段階を踏んで200まで上げてきた。これも上げていきますし、253分の200というふうになっていますので、その分母であります253、確保病床と言われる数字の引上げも今調整中でありますので、それはそれでまた別途考えて、数字を詰めているところであります。

○山陰中央新報:その253の引上げというのは、いつ頃のめどにということを今……。

○丸山知事:5月中だと思います。

○山陰中央新報:5月中で。はい。

○丸山知事:ただ、再三東京のケースで申し上げましたように、軽症の方ばっかりだと、そういう数字でカウントできますけど、重症、中等症の方が増えてくると、ベッド数の問題ではなくて、スタッフが足りないということで、ベッド数はあってもベッドにいられないということが生じますから、数字だけでもいけないと思ってますけども、空けれる準備というか、空けれるように対応を考えていただいて、空けれる病床、コロナ用に確保できる病床を最大限どこまでできるかということを今、詰めていただいています。当然、通常医療との兼ね合いが大事ですので、そういうとことの両立も含めて、どこまで対応が可能かということを、関係する病院と調整をして、今、取りまとめをしているところです。

○山陰中央新報:すみません、もう1点、宿泊療養施設の利用についてなんですけれども、これ先ほど地域ごとの状況を踏まえということでおっしゃいましたが、例えば病床の使用率とかもそうなんですけれども、何か県として目安で思っとる数字等はありますでしょうか。

○丸山知事:いや、特にないですけど、私自身は、やっぱり今回の入院患者の増も、4月の下旬から患者さんの発生のちょっとボリュームが引き上がって、1か月ほどでこうなってきましたので、1か月で、言ってみれば100まで入院患者さんが増えたということでありますから、そういう意味では今回の県西部のクラスターのようなものが1つ2つ仮に起きてしまうと、そういうことも、要するに50が100になる、2倍になるということはあり得るわけなので、私自身は即応病床ベースでやはり50パーセントを超えてるというタイミングでいくと、やっぱりある程度病床以外のことも視野に入れて対応していかなきゃいけないと。ただ、無症状、軽症であっても高齢の方ですとちゃんと病院で入院していただいたほうがいいだろうという判断もあるでしょうし、例えばじかに、1回は入院していただいて、やはりいろんな問題がないということの確認をした上で、仮に年齢が若い無症状の方を入れるにしても、どうしても一回入院を経由してやるかどうかとかっていうことも含めて、どういうふうな手順で使っていくかということは、入院調整本部の医療スタッフの皆さんで検討していただいて、一番安全な使い方というか、ある意味、ちょっと病院よりはケア水準が、医療水準下がりますから、そういったことを含めて適切な運用の仕方はどういうのがいいかということも検討してもらいながら対応していくと、使っていきたいというふうに思っております。

○山陰中央新報:すみません、先ほど病床で50を超えていると、宿泊施設のことなんですけど、これ、パーセンテージ的に半分を超えたらという認識ですか。

○丸山知事:いや、だから機械的には決めてないって言ってますよ。私が今、この宿泊療養施設を準備して、早く準備したほうがいいんじゃないかと思った理由というのは、やっぱりもう200という病床を用意して半分埋まってる。でも、もうちょっとね、250だから今の計画でも足せますけど、50ってことは入院者数が2倍になるのはあっという間だと。大きなクラスターが2つ起きればあっという間だというふうには考えなきゃいけないと。実際広島も岡山も、ずっと抑えられてた感染者数が、増えるときには本当にあっという間に増えていきましたから、そういった意味では即応病床ベースの50パーセント、即応病床もこれ、ある程度増やしていますからね、100のまま置いといて50パーじゃなくて、100あったやつを200にして、200にした中の100が埋まってる。言ってみれば、最初の即応病床ベースの数字は埋まっちゃったわけですから、そういった意味で、残りの50というのは、それもこれまでの50埋まったペースで埋まっていきかねないというふうに考えると、やはり次善の策の準備もしなきゃいけないだろうというふうに思って、準備をするようにしていると。それをどう効率的に利用するかというのは、ちょっと医療関係者の判断で決めてもらおうというふうに思ってます。

 ともかく、実際広島、岡山の状況を見ますと、増えるときは速い。あっという間だというのが実感なので、まだ半分残ってるというよりは、もう半分しかないというふうに、50パーを超えたところでモードを切り替えなきゃいけないかなというふうに思ったところです。

○山陰中央新報:ありがとうございます。


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