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5月25日質問事項1

1.全国植樹祭

○山陰中央新報:山陰中央新報の曽田です。よろしくお願いします。

 冒頭の植樹祭に絡めて、よろしくお願いします。

 まず1つ目、来県されるのが20県、オンラインでの参加が26都道府県とありますけども、26都道府県来られないということは、緊急事態宣言の地域も含まれているかと思うんですけども、こうやってなかなか来られないところの、なかなか難しいかなと思うんですけれども……。すみません、ちょっと質問が飛んじゃいまして失礼しました。

 ちょっと質問を訂正させていただきます。史上初となる御収穫を執り行うということですけども、先ほど意義深いというふうにおっしゃいましたけども、改めて島根で初めてというところの受け止めというのをどのように感じますか。

○丸山知事:たしかこれも初めてだったと思いますけど、同じ会場で2回目の植樹祭を開催するというのも初めてであります。そういうことで、コロナの環境が整えばですけども、同じ大田市三瓶山の式典会場で昭和天皇がお手植えになられた樹木を今上陛下に御収穫をいただくということを当初予定しておりましたが、それをオンラインで赤坂御用地内で行っていただくということ、そういったことが初めてであるということでありますが、植樹は植えるためではなくて、植えたその木が成長して、それを我々の生活に役立てていくということの循環でありますから、そういった循環する場面というところを、この植樹祭の中で初めて式典に取り入れることができるということは大変名誉に思っております。それを我々も当然伐って、育てて使っていくということ、全体を含めて循環型林業といった形で表現しておりますけれども、そういった循環型林業というものを、今回の陛下の御収穫の中で、式典の中で盛り込んでいけるということを光栄に思っております。

○山陰中央新報:分かりました。

 すみません、先ほどの26都道府県がオンライン参加になるということですけども、まずそこに対する受け止めと、通信環境を整えないといけないと思うんですけれども、その辺についてどのようなお考えでしょうか。

○丸山知事:いや、通信環境は県庁とかにもともとあるでしょうから、別に特段のことはないと思いますし、我々も送る際もデジタル化して映像は撮っていますから、それを送っていけばいいということであります。特段の支障があるとは思っておりません。

 26都道府県がオンライン参加であるということについては、それは当然、先ほどのお話と同じで、御来県いただいてお迎えできるということが理想的な姿で、それを準備しておりましたけれども、これもコロナの感染が各地で広がっているという状況を踏まえると、これはもう、参加されないのではなくてオンラインで参加していただきますので、全ての都道府県に現地またはオンラインで参加していただけるというふうに前向きに捉えております。

 コロナの感染状況というのは、どうしても人間が完全にコントロールできないものでありますから、雨が降ったときに屋内で式典を開催しないといけないというのと同じようなものだというふうに捉えて、できる、許された条件の中で最大限、目指した姿に一番近い形で取り組んでいくという意味で、オンラインで御参加いただけるということは感謝をいたしております。

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 

○読売新聞の林です。

 植樹祭の関係なんですが、これオンラインで出席される26都道府県なんですけれども、これ、基本的には細かいところはあれですが、こちらの映像をそちらに配信するというような、そういう方向なんですか。向こうから何か……。

○丸山知事:いや、こちらが送るということです。こちらが映像画面を、送ってというか、見れる……。あ、双方向。いやいや、オンライン参加する都道府県の間ではこっちへ送るだけでしょ。

○林業課:はい。

○丸山知事:で、赤坂御所との関係でいくと両方を送って、2つの画面というか、こちらが映像を送る時間帯もあるし、赤坂御所から送っていただく時間、それを切り替えながらやっていくっていうことですね。ですから、言ってみれば式典の中で、その瞬間のメインプレーヤーのところが大田市三瓶山だとすると、三瓶山の会場を写して、それを東京にお送りするでしょうし、当然お手植え、お手播きとか、お言葉をいただくときには赤坂での映像をこちらに送ってもらってというのを適宜切り替えながらやっていくことになりますね。

 だから、大田市三瓶山では、現場におられる、来場されてる方というのは、別に自分の会場は見えますけど、それを全体を写す画面も、映像も撮って、来られてない方がどんな状況になってるか分かるような映像も送りますし、赤坂御所にもカメラの映像を生で撮らせていただいて、それを会場に送っていただくと。こちらの映像は赤坂御所の陛下が御覧になれるような形で送るという双方向ですね。

○読売新聞:これ、何か機材か何か、例えば特別なものを使うわけじゃないんですかね。何か新しくそういう環境の整備とかで追加で予算が必要になったりとか、そういうことは特にないんですか。

○丸山知事:それは当然、予定しなかったことをやってるんだから、追加の機材は必要になるし、予算だって必要になってます。そんなもの、最初予定してないんですもん。

○読売新聞:分かりました。

 加えてなんですけど、ちょっと重複になるかもしれません。両陛下が来県されて御出席されないということは、県にとっては残念なことではあると思うんですけれども、ある意味でいえば、こういう緊急事態下での植樹祭というのは特殊なもので、例がないものなんだと思います。その分、そういう視点からの今回の植樹祭に対する期待感というのも多分、期待感というか、どういう形でこういう行事をやるのかっていうところに期待される、注目されてる部分もあると思うんですけれども、その辺、もうすぐですが、知事としてどういうふうに今回の植樹祭に臨んでいきたいかという、意気込みと言ったらあれですが、ちょっとお願いします。

○丸山知事:ちょっと志は低いかもしれませんけども、やはりともかく第71回の全国植樹祭をできる範囲できちんと開催をしていくということであります。ほかの地域を申し上げるといけませんけども、やはり県民の皆さんの努力のおかげで、昨今はちょっと増えてるので県民の皆さんには大変御心配をおかけしておりますけれども、全国的に見れば、相対的な立ち位置でいきますと低い水準で抑えられているということで、オンラインというのは、率直に申し上げて、向こうの来られる方の御地元の問題なので、島根県としては正直、今のこの状況で何も問題なく相手方が来ていただけるのであれば、迎える余裕はあると思ってますし、島根県だからこういった形ででも開催できるというふうな意気込みでやっております。やはりほかの県、感染が拡大してればオンラインとリアルを交える形ですら多分できなかったこともあり得たと思いますけども、県民の皆さんの努力、協力のおかげで、何とかこの状況下であってもオンラインを交えて開催ができるということを、まだ準備中でありますけれども、そういうふうに一緒に汗をかいてもらいました職員の皆さん、また地元大田市の皆さん、林業関係者の皆さんとともに実現を何とかできたということを誇らしく思えるような植樹祭になるんじゃないかというふうに思いますし、開催ができるということを、特に今の状況ですと、医療関係者の皆様を含めて、いろんな皆さんの、県民の皆さんの協力のおかげで、ちょっと心配だと思われる県民の皆さんもおられると思いますけれども、何とか実現できるということを県民の皆さんの御協力のおかげだと思って感謝をしているところであります。

○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。


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