４．大型連休中の往来自粛要請、観光業への影響・ＷｅＬｏｖｅ山陰キャンペーン

○ＮＨＫ：ＮＨＫの保科と申します。よろしくお願いします。

　間もなくゴールデンウイーク、大型連休が近づいていると思うんですけども、去年の大型連休でも大都市圏との往来自粛要請というのを出されておりましたけど、今回も継続という形になって、２年連続という形になりますけども、改めて県民の皆さん、あと、事業者の皆さんに対して、何か呼びかけ等があれば教えてください。

○丸山知事：これまでの対応を徹底していただく、基本的な感染防止対策を徹底していただく。また、帰省については、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置地域との往来については控えていただく、帰省を控えていただく。そして、詳細は明日申し上げますけども、帰省される方は当然おられると思いますので、帰省されている方が感染されている可能性もゼロではないので、そういった場合にも備えて、家庭内でも感染防止するための注意事項を守っていただくといったことや、そういうことですかね、そういう呼びかけをしたいと思います。

○ＮＨＫ：観光事業者の方々も少しまた、第３波が落ち着いて、需要がやや上り調子だったところにまたこのゴールデンウイーク付近での自粛要請というところで、なかなか思うように商売が進まないという声も上がっていますが、その辺についての知事として受け止めはいかがでしょうか。

○丸山知事：他地域の感染状況に、どうしても外からのお客様というのは、その地域の感染が拡大するといろんな自粛要請が出て、それは来られなくなります。これはもう仕方がないですよね。なので、ともかく県内の感染をできるだけ抑えて、県内で県民、これは今の現状ですと、隣県、鳥取県も含めて、県内での観光、マイクロツーリズムではないですけども、近場のところで過ごしていただくということの中で対応していくのが、それをベースにして、感染の状況がよくなれば、そういう県外の誘客を呼び込むということでやるしかない。大都市地域が感染を抑えてもらうように願うしかないですよね。

○ＮＨＫ：鳥取県と島根県は＃ＷｅＬｏｖｅ山陰キャンペーンを継続して行われてますけども、鳥取、島根両県ともやや感染症数は増加傾向にあるのかなというところではあるんですが、この扱いといいましょうか、５月末まででしたっけ、期間と、あと、鳥取と島根の間の観光移動は問題ないというところの認識というのは、これまでどおり変わらず、今後も維持されていく御予定でしょうか。

○丸山知事：今後も維持するかどうかというのは延長するかどうかなので、それはそのときの状況を見てからですし、今の状況というのは、今の助成制度を止める必要はないでしょうと。もともと感染レベルがステージ３を超えれば、国の支援は受けられませんから、そういった基準に達しているわけでもありませんし、当然若干、両県とも４月上旬、特に島根県、４月上旬に比べますと感染者は増えているので、そういった意味での県民の皆さんが御不安を持たれるというのは当然のことだというふうに思いますが、それをともかく、完全にゼロにはできませんけれども、一連の感染が生じたものをきちんと丹念に追って、感染拡大を最小限に抑えていくということとのセットですよね。県内の感染を抑えていくことがある意味最大の経済対策だということでありますから、そういうエンジン、アクセルをかけるところと、ブレーキをかけるところと、両面でやっていくしかないというふうに考えております。

○ＮＨＫ：これも確認になってしまうんですけども、感染拡大地域との往来自粛ということは、すなわちゴールデンウイークの帰省は控えてということを知事がお願いしているというふうな認識でよろしかったでしょうか。

○丸山知事：言っているとおりですよ、もうホームページにも書いてますから。改めて、明日、ゴールデンウイーク入る直前ですので、他の事項も含めてお願いさせていただきますけども、これまでもう既に申し上げてます、緊急事態宣言地域とまん延防止等地域との帰省について、控えていただくようにお願いをしておりますので、その同じ考えです。