4月27日質問事項1
1.全国植樹祭
○山陰中央新報:山陰中央新報、原田です。よろしくお願いします。
全国植樹祭についてお伺いします。
昨年は延期で、今年は天皇皇后が御臨席できずにオンラインでの参加ということで、コロナに非常に翻弄されたような形になっているのかなと思うんですけれども、改めて受け止めのほうお願いします。
○丸山知事:先ほど申し上げましたとおり、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぐという通例の形式で行いたいというのが本意でありましたけれども、今御指摘がございましたとおり、新型コロナの感染拡大局面に今、当たっているということでありますので、宮内庁の立場というのは、全国、全国民がどのように受け止められるかということを十分に検討、考察されて出された結論でありますので、我々の一番望んでいたところではありませんけれども、その後の協議で、今できる最大限の対応をお願いをし、この準備を進めていただけるということで合意ができておりますので、今できる最大限の対応を、これから関係者の皆さんの御理解、御協力をいただきながら進めていきたいという気持ちであります。
○山陰中央新報:そもそもに縮小する格好で、1,000人という形で開催されると思うんですけども、例えば天皇皇后以外に東京から来られる方もいらっしゃるかもしれませんが、その方たちの参加についてはどのような格好になってますでしょうか。
○丸山知事:私どもは、聖火リレーもそうですけども、よそから人が来られるので、それが感染拡大につながるリスクはありますけども、それが懸念されるために、人の往来を控えてもらうといいますか、来県を控えてもらうという考え方は現時点では取っておりません。全国植樹祭でありますので、できるだけ全都道府県から林業に携わる行政関係者、林政の関係者、そして林業に関わられてる林業団体の皆さんにお越しをいただくというのが全国植樹祭の趣旨でありますし、そういった形が島根の循環型林業を全国に発信するという形につながりますので、我々としては、全ての全都道府県の関係者に対しまして、予定どおり出席の御依頼をする予定であります。ただ、当然、地元の状況によって、都道府県知事のいろんな要請をされてる、受けられているお立場、または都道府県庁の職員として島根に実際に出向くことができるかどうかということは、それは微妙であろうかと思いますので、そういったケース(緊急事態宣言が発令されている都道府県やまん延防止等重点措置が実施されている地域)については、これも次善の策としてオンラインでの参加をいただくといった形で、物理的に来県していただくことが難しいとしても、オンラインの形でこの植樹祭に参加をしていただくということで対応していきたいというふうに思っております。
○山陰中央新報:今のところ、参加人数というのは、依頼するという段階では、県からは1,000人の規模でやりたいということで関係各所に依頼をしていて、それを判断されるのは関係各所のほうだという認識でよろしいですか。
○丸山知事:そうですね。県内の関係者も含めてトータルで1,000人ですので、県外からの出席を依頼するのは200人ぐらいという状況であります。
○山陰中央新報:もう既に天皇皇后以外でオンラインでやるとかということは決まっているものはまだないということでよろしいですか。
○丸山知事:これは、その案内は連休明けに出す予定でありますので、こういったオンラインでの行幸をしていただくということも含めて、この式典の内容をお知らせをした上で御案内をするという形になります。
○山陰中央新報:前も聞いたかもしれませんけども、なかなか機運を高めていくというのも、こういうコロナ禍で難しい部分もあるのかなと思うんですけれども、残り1か月ぐらい、どうやって機運を盛り上げていこうというふうにお考えでしょうか。
○丸山知事:全国植樹祭自体は、オリンピックのような華々しさを求めるものではありません。島根県の林業がいかにこの県内、県民に根差したものであるか、その歴史を含めて知っていただくと。そして、現在どういう取組をしているかといったことを披露する場でありますけれども、そういう人を興奮させるイベントとしてやるわけではありませんので、冷静に見ていただくという意味で、そもそも、その盛り上げるという中身が、いわゆる興行イベントとは大分違うというふうに思ってますので、島根の林業というのは我々の暮らしに根差しているんだなとか、こういった形で環境なり産業に役立っているんだなということを多くの県民の皆さんに知っていただくいい機会でありますし、その大事さ、植樹、植林の大事さということを知っていただくという意味においては、着実に物事を進めていけば大丈夫だと思いますし、もう一つ、感染の状況を今の水準で維持をしていくということであれば、県民の皆さんに、三瓶山に集まっていただくことについて不安を持っていただくようなことがないようにするということで、粛々と実行していきたいという考えであります。
○朝日新聞:朝日新聞の清水と申します。
第71回全国植樹祭について2点お伺いいたします。
知事の言葉の中で、宮内庁のほうから先般、全国植樹祭への両陛下の御臨席が困難である旨の連絡があったという発言がございましたけれども、具体的にいつ、どういった形で連絡があったのか、言える範囲でお伝えいただければと思います。
○丸山知事:4月中旬に、宮内庁の幹部の方から私に直接連絡がありました。
○朝日新聞:宮内庁の、すみません。
○丸山知事:幹部の方からです。
○朝日新聞:幹部の方から。知事に直接連絡があったという認識でよろしいでしょうか。
○丸山知事:はい。
○朝日新聞:分かりました。これについて、知事はどういった言葉を返されたとか、どういうような対応を取られた。
○丸山知事:今申し上げた内容です。
○朝日新聞:なるほど。
○丸山知事:全国の状況を見られるお立場である天皇陛下に関わることを宮内庁が決められるわけですから、そういった意味で、島根県の感染状況が云々ということではなくて、全国の状況を見られてと。これ以上の説明を私は受けておりませんけども、私の受け止めは、全国で緊急事態宣言地域、それからまん延防止等重点措置地域を中心に、いろんな事業者の皆さんについても制約、利用される国民、県民の皆さんもいろんな制約、学校活動とかでも制約がかかってる、帰省、ゴールデンウイーク等についても自粛が呼びかけられてるという地域が多い、そういう国民がたくさんおられる中で、どういう対応が適当かと、どういうふうに対応されるべきかと検討された結果だと思いますので、そういう全国の状況であるとすると、いかんともし難い、そういうお立場にお立ちになられてるので、それについて我々として異論を差し挟む余地はないと判断しまして、次善の策をともかくできるだけ、御臨席が難しいとしても、御臨席にできるだけ近い形での行幸啓を何としても調整をして、お執り成しいただきたいということを申し上げて、その後、事務作業として、どういうことができるかということを調整した結果が先ほどのオンラインでの行幸を対応していただくということになったわけです。
○朝日新聞:ありがとうございます。
もう1問お願いします。
オンラインでの行幸についてなんですけれども、植樹祭での取組というのはこれが初めてになるかと思います。その中で、半世紀前には行幸啓できなかった際に、鉢植えに皇居で植えていただいて、それを持ち運ぶというような例があったようですけれども、今回、お手植えであるとか、あるいは御収穫といったものについて、どのような方式取られるか、現段階での案があれば、教えていただければと思います。
○丸山知事:そこまで決まってません。お手植えをしていただく、お手播きをしていただく、御収穫をしていただくということについて固まっておりますけども、それを具体的にどうするかというのは、場所の問題だったり、これから詰めていくことになります。
○朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。
○丸山知事:あと1か月ほどありますので、対応できる範囲内で対応していく。我々としてはできるだけ、オンライン、リモートであるということは、これも避けられませんので、ただ、実際に御臨席をいただいている形とできるだけ近い形で参加者に御覧いただけるといいますか、そういった会にしていきたいというのが我々の希望でありますので、それは宮内庁側の御都合もあるでしょうから、完全にそうなるか分かりませんけども、ともかくお手植え、お手播き、それから御収穫をしていただくということについては宮内庁側と整理がついているということで、その準備をこれから進めていくということになります。
○朝日新聞:ありがとうございました。
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