○朝日新聞：今回の知事指示事項の中で、緊急事態宣言の追加、あるいは地域の追加だけではなくて、発熱など体調不良があった場合には休むようにというメッセージも書き加えられています。この意図について、このタイミングで加えたことについて改めて御説明お願いします。

○丸山知事：県内で相当数の感染者が確認されております。現状においては、４月の２０日、１２人ですかね、そこを起点にした感染者が続いているわけでありますけども、感染された方、特に症状のある方については、発症２日前から他人に感染させるものでありますので、症状が出た後にできるだけ早く受診をしていただいて、コロナの感染じゃないかどうかという確認をしていただいて、コロナの場合には、しかるべき入院等の措置を講じてもらうということが、社会全体に感染が広がらないようにしていただくという意味で重要な要素でありますので、今の感染者数が生じているという状況を踏まえて、改めて注意喚起を明確にさせていただいたところであります。

○朝日新聞：２１日からのコロナの発表の中で、とりわけ隠岐諸島での感染というのを県民の方も危惧されていると思います。県立学校では教員２人の感染のみが確認されておりますが、この点について、改めて隠岐諸島の市民の方中心にメッセージをお願いします。

○丸山知事：当然、医療体制が本土に比べて脆弱でありますし、交通、搬送についても、海上での輸送というのが中心になりますから、そういった意味で、隠岐の皆さんが大変危惧されているということは理解できるところであります。幸い、感染者からの調査、そして、それに基づく接触された方、接触の可能性のある方に対するＰＣＲ検査というのは順調に進んでおりまして、協力を得られずに困っているというふうな要素はございません。したがいまして、必要な調査というのは順調ということで、そういった点については御安心をいただけるんじゃないというふうに思っております。ただ、これまでの感染でもよくありましたように、濃厚接触者の方が１度目のＰＣＲ検査で陰性であったけれども、その後、発症されるということというのはあり得ますので、今後の感染がゼロというわけではないと思いますけれども、濃厚接触者の方々にも御協力をいただいて、自宅での待機ということを徹底していただいておりますので、そういった意味での感染拡大という要素も限られているということで、基本に忠実に対応するということが順調に進んでいるというふうに理解をいたしております。

○朝日新聞：健康福祉部から今日付で、即応病床が１００床から１３３床まで引き上げられたという旨、報告がありました。これの対応について、医療体制の確保について、今後の方針をお伺いできればと思います。

○丸山知事：感染者数が増えておりますし、たしか入院患者が３８人となっておりますので、当然分母を増やしていくという状況でありますから、各医療機関にお願いをさせていただいて、必要な水準として病床追加をさせていただいたところであります。結果として、１００床の状況ですと３８％という水準になるところでありますけども、分母を増やすことで、病床を増やすことで３０％弱ということになっておりますので、医療体制としても無理のない水準で病床が回っているという状況にさせていただいたところであります。

○読売新聞：ゴールデンウイーク中のお願いということで、以前も知事、連休に向けての呼びかけということをしていただいていたと思うんですけど、連休が近づいてきたということを踏まえて、改めて県民にどういう注意を促したいとか、呼びかけ等あれば、お願いします。

○丸山知事：それは、改めてまた連休前にやる予定でありますけれども、今日のお願いした事項が基本であります。ただ、避けられない帰省といいますか、いうのはあると思いますので、そういった際には、家庭内での滞在というのは通常の職場よりも感染リスクが高い状況に置かれますので、家庭内でも基本的な感染症対策を実施していただくといったこと、それが難しい場合には、ホテル、旅館などを活用していただくといったことを付加的にお願いをさせていただくということであります。

○読売新聞：その点については、詳しい内容は、また後日発信される予定ということなんですか。

○丸山知事：４月、予定があります。

○読売新聞：分かりました。

○丸山知事：今日の対応は、先週末の政府の対応に伴う追加の措置でありますので、連休前、連休直前には改めて県民の皆さんに、これまでと同じ内容になるかもしれませんけども、状況に応じてお願いをさせていただく予定であります。

○読売新聞：分かりました。