2月8日コメント2
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2点目が、新型コロナの感染拡大防止に関します県民の皆様へのお願いでございます。
県内では、1月20日に1日としては過去最多の190人の新規感染者を確認しまして、その後も連日100人を超える状況でございましたけども、ここ10日余りでは100人を下回る日が続いております。
一方では、県内ではこの2週間で発生したクラスターが16件ございまして、このうち半数が高齢者福祉施設、児童福祉施設で発生したものであります。また、感染者は二十歳未満の子どもや高齢者の割合が高い状況が続いております。
オミクロン株につきましては、感染のスピードが極めて速く、無症状や症状の軽い方も多いことから、気づかないうちに感染が広がっているというケースが見受けられます。
また、療養者に占める重症、中等症の割合は、1月中は高い段階でも3%台で推移をしておりましたけれども、その後は増加傾向にございまして、2月6日の時点では6%、41人となっているところでございます。
感染者数が増加しますと、それだけ重症、中等症の患者さんも多くなると予想されまして、病床が逼迫をするというおそれもございます。また、無症状や症状の軽い方が多いということで気を緩めますと、そういった病床逼迫を招きかねないということで、今後も感染対策の徹底が必要でございます。
特に、高齢者や基礎疾患のある方は重症化するリスクが高いために、このような方がおられます御家庭や施設などにウイルスが持ち込まれないということが重要になります。
県民の皆様におかれましては、まず日々の体調管理を徹底し、微熱や鼻水だけといった軽い症状であっても仕事や学校を休み、速やかにかかりつけ医等に連絡の上で医療機関の受診をしていただくように重ねてお願いをいたします。
特に小さなお子様がおられる御家庭では、親御さんが持ち込まれないように気をつけるということに加えまして、お子さんが体調変化に気づくことは難しいということがございますので、お子さんの体調観察を徹底していただきまして、早期の受診につなげていただきますようにお願いをいたします。
オミクロン株の感染防止対策については、これまでの対策と性質的に変わるものはございません。三密の回避、手洗いなどの手指衛生、小まめな換気など、基本的な感染対策をこれまで以上に徹底していただくようにお願いをいたします。
重症化に及ぶ割合が低く、仮に低いとしても、低いと言われてますけども、掛ける大本になります感染者数が、仮に重症化する率が10分の1であったとしても、感染者数が10倍になれば同じことであります。軽い方、自宅療養が可能な方の比率が高いってわけでありますから、それは感染者数が多ければ、そういう自宅でのケアが必要になるということで保健所の逼迫を招きます。仮に、正確には分かりませんけども、インフルエンザや風邪に近い症状だとしても、そのボリュームがこれだけ大きなものになりますと、ただでは済まないという状況が、残念ながら、もう全国的には散見される状況になっているのではないかというふうに思っております。そして、インフルエンザがほとんど見受けられなくなった状況、これは皆さん御存じのとおりですけども、つまり、インフルエンザを防げる感染防止対策を日本国民が徹底して行いつつ、なおこういった感染の数になっているという意味においては、感染力というのはインフルエンザなどと比べ物にならないということでありますから、インフルエンザや風邪と同じだというふうな認識というのは、誤った認識だということで認識を一新する必要があるというふうに思っておるところでございます。
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