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1月13日質問事項

○山陰中央新報:まず、1日で3桁の感染確認となりましたけれども、所感と受け止めをお願いいたします。

 

○丸山知事:1日当たりの感染確認者としては過去最高という数字でありまして、前回の事例、1か所のクラスターという状況に比べて、多方面での感染者の累計ということでございますので、そういった意味で、県内の各保健所、本庁、総力を挙げて取り組んでいかなきゃいけない事態だというふうに認識をいたしておりまして、緊張感を持って、県組織を挙げて取り組んでいきたいというふうに思っております。

 

○山陰中央新報:あと、すみません、101人ということですけれども、これ、感染経路だとか感染者同士の接触だとか、その辺りの把握というのはどの程度進んでいますでしょうか。

 

○丸山知事:101人だから、一概に申し上げられないじゃないですか。今日の発表資料にもございますとおり、今の段階では保健所別の数字の把握にとどまっておりますので、本日早朝から状況確認をしているところということで、確認中というところでございます。

 

○山陰中央新報:市中での感染の広がり、市中感染だとかっていうことについても、今後の調査次第ということになるんでしょうか。

 

○丸山知事:それは、分からないわけだから、そうなりますね。

 

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

 

○読売新聞:調査中、まだ詳細を確認中のところ恐縮ですけれども、現在、年代とかで感染傾向としてお話しできることも、今のところなさそうでしょうかね。

 

○丸山知事:ないですね。今日の数字は、だから、この分類にとどまるわけだから。

 ただ、昨日から今日にかけて何かが全て変わったわけではないので、傾向としては、これまでの数字の流れの中で確認が、ある意味集中したという側面があるのか、この100とかという数字が今後続いていくのか、その数字がまた切り上がっていくのかということを見極めなきゃいけない。いずれにせよ、既に感染が発生しているとすれば、それを早期に見つけて療養につなげていくというのが行政の仕事ですから、この感染確認を基にして、その周知の調査を進めていくというやり方は、対応は変わらないという認識であります。

 

○読売新聞:分かりました。

 医療体制と県民への呼びかけの変更等の対応も、今日、お話がございました。医療体制のほうについて、まず今回変更された意図、中には多分、原則入院療養でなくなることに対して不安に感じる県民の方もいるかと思いますが、そこに対する、どうしてこういう対応をしたかという方針の意図についてお願いします。

 

○丸山知事:原則入院というやり方というのは、感染が判明した順に入院してもらうということと同じであります。したがいまして、従来の対応を取っていますと、急増した新規の感染者に対応していく際に、今申し上げている中等症の方、また軽症の中でリスクのある方という入院を優先すべき方の入院が困難になるという事態を回避しなきゃいけないということでありまして、そういった感染リスクのある方、また症状の重い方にきちんと入院をしていただくということのために、優先順位をつけた入院の方針にしていくということが欠かせない状況ということで、症状なり病状が変化するリスクの高低に合わせて入院と宿泊療養と自宅を組み合わせていくという形で、ある意味ランクづけをして優先度を決めていくという対応が必要な状況になっているということであります。

 

○読売新聞:分かりました。

 もう1点、県民への呼びかけについてです。飲食の基準などについて、より厳しい呼びかけのほう、今回決まったかと思うんですけれども、守ってもらうために県民の方への呼びかけなどあればお願いいたします。

 

○丸山知事:今確認されている感染というのは、1日前だったり2日前だったり、その前だったり、過去の行動の結果、感染が今確認されているという状況であります。その過去に対応するために今、既に医療がこういうふうに逼迫しているという状況でありますので、これからの感染を広げる行為というのを最小限に抑えていく必要があるということで、ちょっと過大な内容かもしれませんけれども、既に感染者がこれだけ確認されているという状況でありますと、今後の感染が生じかねない要因を少しでも減らしていくということが非常に重要な局面になっております。したがいまして、身近な生活での基本的な感染症対策の徹底、また県内の感染事例でも見られております飲食についての自粛というのを強化してお願いせざるを得ないという状況でございますので、ぜひとも御協力をお願いしたいというのが県としての考え方でございます。

 

○読売新聞:分かりました。ありがとうございました。

 

○山陰中央テレビ:すみません、今回、1日で101人というところで、やはり県央であったり県西部での感染拡大が多いなというところが確認できるんですが、これは実際、広島などからそういう感染が広がっているみたいな見識とかがあったりするんでしょうか。

 

○丸山知事:この101人の詳細はまだ分かりませんから、それに対応するお答えは、今できません。特に広島ということよりは、やはり年末年始、それからこの3連休の成人式といった、これは広島に限らない、県外との往来が多かった時期の県外往来、それに伴う飲食といったことの感染リスクが顕在化しているという状況でありまして、特定地域に絞って、今のところ、広島に重点を置いて感染の要因になっているというふうな分析までは、まだ至っておりませんが、県外往来が多かった時期の影響が出ているというふうに受け止めております。

 

○山陰中央テレビ:分かりました。

 あと、実際、県西部のほうだと、多分東部よりも医療体制が、規模が小さいというところがありますが、今のところ、そういう県西部で医療体制が逼迫している状況とかっていうのはあったりするんでしょうか。

 

○丸山知事:それは医療体制の逼迫というのをどういうふうに定義づけるかということによりますけれども、提供すべき医療が提供できなくなっているという状況は生じていないんじゃないかと思います。

 

○山陰中央テレビ:分かりました。ありがとうございます。

 

○山陰中央新報:確認ですけれども、先ほども、これまでの傾向が変わっているものではないというお話がありましたけれども、例えば昨日に比べると3倍ぐらいに増えているんですが、大規模なクラスターが発生したとか、そういったことで増えたということじゃないということでよろしいでしょうか。

 

○丸山知事:それは、もう何度もお答えしているように、30クラスから100に増えたというのは、この100の数字をつまびらかにしないと評価しようがないので、その点についてはまだ不明ということでありまして、この中でどれぐらいのクラスター要因があるのかということも今確認中であります。

 

○山陰中央新報:分かりました。

 あと、定例会見などでも何度も聞いていると思うんですけれども、101人プラスになりまして、まん延防止等重点措置を要請するようなお考えというのは今のところありますでしょうか。

 

○丸山知事:必要な状況になれば、それは要請をしていきますし、今直ちにという認識はありませんけれども、今後の状況、感染者がこれの水準で続いていくのか、これよりも増えていくのか、それとも落ち着くのかという今後の状況次第でありまして、選択肢としては、これはそういう選択肢も視野に入れて対応しているところであります。

 

○山陰中央新報:ありがとうございました。

 

○毎日新聞:今、確保病床数、即応病床数が283ぐらいかと思うんですけれども、これ、今日感染者が一気に増えたことで、今確保している病床からどれぐらい増やしていかれる御予定なんでしょうか。

 

○丸山知事:単純に足し算をしていくということにならないということですね、これからは。新しく入院者が、新規感染者が増えたから、それを足していくというやり方ではなくて、入院をしてもらう方というのを絞っていくわけですから、それを踏まえて各病院、各地域の状況がどうなるかということに応じて、病床の追加が必要になれば追加していくということで、これは今日の入院調整を踏まえて、追加の必要があれば追加をしていくし、これで対応できるということであればこれで対応するということで、これは今後の、本日以降の入院調整を各病院とする中で、そういった状況を把握した上で判断をしていきたいということでありますので、今の時点で何床増やしますというふうなことを決めているわけではないという状況であります。

 

○毎日新聞:では、今朝時点でも、特に担当課に対して、これぐらい病床数を増やしてほしいと指示しているわけではないということですね。

 

○丸山知事:病床数を増やすときに、私が目の子で何床増やせといった指示をすることはありません。これはボトムアップで、現場の状況に応じて増やす必要があるときに増やしていくというやり方でありますので、そのやり方は、必要に応じて増やしていくという基本的な考え方であります。

 

○毎日新聞:分かりました。ありがとうございます。

 


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