２．ＰＣＲ等無料検査

○中国新聞：中国新聞の松本といいます。

　今日の対策本部会議の中で、ＰＣＲ検査の無料の実施を、体制を整えたというお話があったと思うんですけど、この狙いを教えていただきたいんですが。

○丸山知事：これは感染拡大局面で、いわゆる市中感染を多分政府はイメージされてるでしょうけども、そういった状況の中で不安に思われる方に検査を受けてもらって、早く安心していただくということと、仮に感染が広がっているのであれば、それを早く探知するということのために、こういったことが実施できるような財政支援を臨時交付金の中でしてもらっていますので、今、ほかの県でも多くのところで開設されておりますので、市中感染という状況ではありませんけれども、県民の皆さんのニーズは一定あるだろうということで開設をさせていただいたところです。

○中国新聞：一応このタイミングになったというのが、何か意図としておありでしょうか。

○丸山知事：一応相手方がありますので、県が直営でやるわけではありませんし、そこで一定の数量の検査能力があるということを確認した上で開設をしないと、店は開いたけど、すぐいっぱいになっちゃうということでもいけませんから、一定の対応能力のある事業者さんを見つけて展開をしてもらうということの準備に、この間、時間を要したということです。

○中国新聞：特にオミクロン株の感染力なんかを警戒してというところの意図というのは、おありではないですか。

○丸山知事：いや、それは政府にないですよね、これはオミクロン株の前にあった制度なので。オミクロン株だからっていうわけではないと思いますけども、どちらかというと、デルタ株のイメージでつくられた制度じゃないかというふうに思いますけどね、できたタイミングからすると。

○中国新聞：一応知事として今回、このタイミングで導入される意図として、オミクロン株警戒みたいなところの意図っていうのは。

○丸山知事：今、島根県内がそういう感染拡大、ずっと伸び続けているわけじゃありませんけど、３０人、４０人という数字ですし、１週間の数字でいくと、たしか去年の８月の下旬で過去最高、たしか週間の感染者数が２００人を超えた数字がありましたけども、それに迫る数字でありますから、感染者数だけでいえば過去最高に迫る状況ではありますから、そういった不安も持たれる方も多いであろうということを踏まえて、今の感染状況を踏まえた対応ですね。