８．ＧｏＴｏトラベルキャンペーン

○共同通信：共同通信の田中と申します。

　ＧｏＴｏトラベルについてお伺いします。

　本日、赤羽国土交通相が来年１月までの実施期間であるＧｏＴｏトラベルの期間を、地方の経済の状況を見ると延長したいと思っていると御発言がありまして、ただ、こういった新型コロナウイルスの感染者の拡大がまだある中ですが、知事としては、確定ではないですけれども、そういった国交相の意見についてはどうお考えでしょうか。

○丸山知事：感染の状況って、１か月先が分からないわけですよね、日本全体とか、島根県においてもそうですけども。そういった中で、全て先を見越してやるのは難しいでしょうから、政策ツールとしては、やはり延長しておいて、感染の状況を見ながら、それをどういうふうに取り扱うかというふうに、やはり両にらみでやっていただかないと、感染が拡大する局面だからもう延長しないというふうな片方に寄るのではなくて、延長しておいて、そういった中で感染拡大したときに知事の外出自粛要請とかで予定を変えてもらうとか延期をしてもらうとか、そういった形で事実上利用が少なくなるようにするとかっていうやり方というのは工夫ができると思いますので、ただ、延長しないと、もう経済自体が縮む方向で固まってしまいますから、そういったことよりは、延長しておいて、延長した中で感染拡大に備えて利用を控えてもらう時期に、どういったやり方で利用を控えてもらうかということを考えたほうが、政策の柔軟性といいますか、いわゆる感染防止と社会経済活動の両立といった方向で合っているんじゃないかというふうに私は思っております。

○共同通信：ありがとうございます。