８．犬の多頭飼育崩壊について

○山陰放送：すみません、山陰放送の入江と申します。

　ちょっと毛色の違う話で、出雲のほうで１２６頭でしたか、犬の多頭飼育で崩壊というような事案が出たようなんですけれども、これを保健所は把握をしていたんだけれども、私的な犬だったので、十分な措置ができなかったということなんですが、この辺をお聞きになって、知事の所感としてはいかがでしょうか。

○丸山知事：報道されているものを見てから、健康福祉部の担当課の話を聞きましたけども、報道が若干飼育者側に厳し過ぎる内容になっているように受け止めました。餌というか、食事というか、はきちんと与えられている。ふん尿の処理もされている。ただ、場所が狭いのと頭数が多いということが著しく環境としてよくないということでありましたので、それの改善を県外のボランティアの皆さんの大変な御尽力もいただいて改善していこうという形で取り組んでもらっているということで、保健所も対応しているというところであります。ちょっと評価はいろいろだと思いますけども。私も現場、直接見ていませんのであれですが、数はちょっとすごく狭い場所で多いですけども、動物を虐待している、狭さという意味で、狭いところに置いているということで虐待だというふうに捉えられるかもしれませんけども、食事を与えてないとか、完全に不衛生な状況で放置しているというわけではなかったというふうに報告を聞いています。

○山陰放送：何か生まれたばかりの子犬を食べ合っているような、そういう凄惨な状況でもあったみたいなんですが、それはあれとして、保健所さんの措置が十分にできないというようなことについてはいかがでしょうか。

○丸山知事：いや、それはもう権限上の、保健所は何でもできるわけじゃありませんから、法令上の問題があれば、勧告命令とかという手順を踏んでいけたんだと思いますけど、そこに至らない状況だったということじゃないかと思いますので、それは法律上の規制とか罰則で対応するのではなくて、関係のボランティアの皆さんの御協力をいただいて、状況を改善するように取り組んでいるということであります。

　また、私がひいき目で見ているかもしれませんので、いろんな外部の御指摘をいただいて、改めるべきところがあれば、それは改めなきゃいけないというふうに思ってます。ただ、ちょっと今直ちに思い浮かぶことはない状況なのですが。そんな感じです。

○山陰放送：すみません、ありがとうございました。

○広聴広報課：いかがでしょうか。

　これをもちまして定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

○丸山知事：ありがとうございました。