10月9日質問事項9
9.財政見通し
○中国新聞:中国新聞の松本です。
先日、議会の中でも出ましたけども、財政見通しについてちょっとお伺いしたいんですが、かなり改めて厳しい状況が示されたと思うんですけども、去年も予算、これから予算組んでいく中で、去年もスクラップ・アンド・ビルドを進められた経緯もあると思うんですけども、今後何か財源をどう穴埋めしていくかというところで、どのような方針をお持ちか、ちょっとお聞かせいただけたらと思います。
○丸山知事:打ち出の小づちもありませんし、万能薬もありませんから、こつこつやっていくしかないというところが本音ですね。財政見通しに比べると制度融資の関係で15億ほど財政調整基金を使っておりますので、その分、数字が未達の部分はあろうかと思います。ただ、今回は一種の災害でありますので、そういうときのためにためていたお金でもあるということでありますから、数字の目標は毎年ローリングしながら立てていきますけども、県民の皆さんに期待されていることと、財政の健全性というものの両方の間を取ってということで取り組んでいかなきゃいけないというふうに思っておりますし、正直、この状況で財政健全化、2年前よりも財政が健全化していくというよりは、財政の数字はある程度悪くなるのはもう避けられませんので、それを最小限にしつつ、そして、大事なことはこの状況に応じた県民の皆さんに役に立つ予算の内容をきちんと状況に応じて組み直していくということ。中身をよくしていくということを含めて、数字と合わせる部分と中身をよくしていく部分と2つ、取り組まなきゃいけないなというふうに思っております。
○中国新聞:先ほど、少人数学級の話もありましたけども、これから大きな削減ですね、スクラップのほうを何か想定されるものってあるんでしょうか。
○丸山知事:いや、特段。大きなスクラップをやろうと思ったら、正直言って、この予算編成の1か月、2か月とかでなかなかできませんから、そういうものをやるのであれば、それは当然賛否が分かれる話になりますから、そういったものの仕込みは今はしておりません。そういったタイミングでもないと。そもそも、県民の皆さんが一番どうなるんだろうかと思っておられるコロナの関係のいろんな対策が、来年どの程度国費が下りてきて、できるかどうかも分からないという状況で、何とも財政の見通し自体が今の時点では全く立ちませんので、そういった中では、ともかく政策を練っておくということ、それから必要な財源を求めていくということをきちんとやって、出てきた国の予算を踏まえて、ベストミックスを考えていくということになろうかと思います。
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