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9月25日質問事項6

6.松江市庁舎の建て替えについて

○山陰中央新報:山陰中央新報の木幡です。

 またちょっと、また話題替わりまして、松江市の本庁舎の建て替え事業についてなんですけど、昨日、市民団体が着工延期の是非を問う住民投票条例の制定を市長に直接請求しました。こうした市民が声を上げる動きについて、知事はどのように思われてますでしょうか。

○丸山知事:それは地方自治法で認められた制度として、関係者の方々が自らこういった条例を制定して、大きな趣旨は一度立ち止まって考えるべきだというふうな、そういう御趣旨の条例だというふうに思いますけども、そういう活動をされていることについては、住民自治の観点からそれは望ましいことだというふうに思いますし、それを受けて、ある意味、私のような首長ですね、市町村長、それから都道府県知事にしても、それをチェックする議会にしても、選挙で選ばれた人間が有権者の方々から委任を受けて、与えられた権限の執行を委ねられているというのが通常の地方自治の世界でありますけども、今回については、いわゆる直接請求ということで、個別のテーマについて住民の意思を直接問うべきではないかと。これは建設の賛成、反対ではなくて、立ち止まるかどうかということですよね、再考、熟慮するかどうかということでありますから、それはある意味、市町村なり市議会の議員さん方がやられている活動で、日頃の活動を通じて、これが一番市政にとっていいんだというふうに思われている、そういう一つの考え方と、それと違うのであれば、今回の直接請求の内容は、そうではなくて直接意見を聞くべきだと、建設するかどうかじゃなくて、もう一回再考するかどうかということについてだと思いますけども、そういうこと、どちらがいいのかということを、最終的には議会にかけるわけですから、市長さんの意見を踏まえて市議会の議員さん方がどういうふうに受け止められるかということに最後、条例はなるわけですよね。市長さんが提案される内容はもう決められているわけで、市長さんが意見をつけられて提案をされるという仕組みのはずですから、これは市議会がどういうふうにこの直接請求の署名をされた市民の皆さんの考えを受け止められるか、または直接請求、請求された方々の数というのははっきりしてますし、数という意味でははっきりしてますけども、そういった直接請求に署名されなかったけども、ほかの市民の方がどういうふうに思われているかということなどを、日頃の議員活動を通じていろいろお聞き及びでしょうから、そういったことを含めて、どうあるべきかということを市議会の議員さん、市議会が判断をされるという場面ですから、私自身がこうすべきだというふうには申し上げませんが、通常の手順ではなくて、一度立ち止まるべきだという声が上がってると、その理由は何なんだろうかということを含めて、市議会で議員さん方がどういうふうに判断されるかということが試されているという場面なんだろうというふうに思います。

○山陰中央新報:分かりました。ありがとうございます。

○丸山知事:私も直接請求される場面があるかもしれませんけども、やはり言ってみれば間接民主制というものを一時的に、今回の条例制定請求が住民投票という内容の請求なわけですから、市庁舎建設の是非というよりは、在り方というものを時間をかけて議論するのがいい、今のスケジュールありきではなくて、もうちょっと時間をかけて考えるのかどうかということを直接市民に問うということが適当なのかどうかということの判断を市議会のほうでされるということですから、これは国政にはない制度なので、地方自治らしい制度でもありますから、まずこれはよく議論していただいたり、市民の皆さんが議員の皆さんに話をされたりして、そういったものが市議会での判断に結実をしていくということが望まれている姿だろうというふうに思います。

 

 

○広聴広報課:いかがでしょうか。

○広聴広報課:以上をもちまして本日の定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

○丸山知事:ありがとうございました。


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