9月25日質問事項5
5.大田の朝市一本化について
○山陰中央新報:すみません、山陰中央新報の木幡です。よろしくお願いします。
話題ちょっと大きく変わって、2点をちょっと伺えればと思うんですが、一つが大田の朝市の件なんですが、今、朝市に一本化になって、もうすぐで1か月たつというところです。大田水産物地方卸売市場では、冷蔵貯蔵施設が不十分で、JFしまねは夕方に水揚げされた魚の保管に保冷シートを活用していますが、この保管法によって鮮度が著しく低下していると地元の漁業者や仲介人が問題視をされてますが、知事の見解はいかがですか。
○丸山知事:問題視されているっていうのは……。
○山陰中央新報:漁業者等が、はい、やってます。
○丸山知事:問題があれば、それは、鮮度が落ちていけば、同じ水揚げなのに魚価が下がる、単価が下がるということになるんでしょうし、最終的には数字で見ていく話なんだろうというふうには思いますけども、鮮度が下がるかどうかというのはちょっと、そんなセンサーがあるかもしれませんが、なぜ鮮度が大事かというと、鮮度がいいほうが魚価が高くなるという、(鮮度が下がると)実損につながりかねないと、漁業者の皆さんにとっての生活を脅かしかねないという意味での問題だというふうに思っておりますので、実際に朝市への一本化ということを通じて生じたマイナス部分もあるでしょうし、プラスの部分もあるんでしょうし、それをトータルで合わせて、漁業者の皆さんにとってどういうふうに魚価なり収入として影響を与えたのかということを見なきゃいけないでしょう。それは底引きだったり刺し網だったり、漁の形態に応じて、あるところにとってはプラスだったり、あるところにとってはマイナスだったりということもあるかもしれませんし、そういうものを個別に見ていかなきゃいけないんだろうというふうに思いますので、水産課なり農林水産部のほうでそういうデータをきちっと押さえていかなきゃいけないんだろうというふうに思っております。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
あと、先日の記者会見で、知事は、漁業者側やJF、両者から求めがあれば、必要に応じて間に入る意向を示されたと思うんですが、今現在、JFを通じて現場の声なりを聞いてるふうには伺っておりまして、例えば県にどのような声が入ったのか、または、県としての対応、先ほどおっしゃられたとは思うんですけど、ほかにも対応すべきことがあれば教えてください。
○丸山知事:まずは実際の当事者同士できちんと話をしてもらうということがスタートだというふうに思いますので、8月の段階では夕市を何とか残せないかという熱心な活動がありました。実際は朝市に統合されたわけですので、その後起きている状況を踏まえて、反対されていた方々がどういうふうに評価されているか、それに基づいてどういったお話を市場開設者であるJFに対してされるのか、または自らの協同組合でもありますから、漁業者として協同組合員としてどういうふうにJFに物を言っていかれるのかということを見ながら、その間のコミュニケーションがうまくいかないといったケースがあった場合に、県として何かできることがないかということを考える場面はあると思いますけども、それは当事者間でコミュニケーションをまず取っていただいてからということがスタートだろうというふうに思います。
○山陰中央新報:ありがとうございます。
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