8月21日コメント2
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2点目は、9月議会に提案を予定しております、現在調整中の市町村と共同で実施する施策について報告をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、6月8日に県内の市町村長さんとウェブによる意見交換を実施し、県と市町村が連携して施策に取り組んでいくということの方向性について認識を共有したところでありますけれども、ここを端緒といたしまして、2つの施策について市町村と共同で取り組むことを協議、調整しているところであります。
内容といたしまして、1点目が保育所や放課後児童クラブなどに従事される方々への応援協力金の支給、2点目といたしまして公共交通事業者への支援であります。
1点目の保育所、放課後児童クラブなどに従事される方々への応援協力金につきましては、保育所や放課後児童クラブが新型コロナウイルス感染症が拡大する中、第1波の中で国による学校の休業要請や緊急事態宣言下においても事業を継続していただくということを要請され、感染防止に注力、御苦労いただきながら、子供さん方の居場所の提供を通じた、社会全体の機能維持に大変御尽力をいただいたというふうに考えております。国の予算の中では、医療機関、介護施設、障がい者福祉施設に従事される方々への慰労金は予算確保され、支給される予定でありますけれども、保育所、放課後児童クラブなどの児童福祉施設に従事される方々への支給というのはセットされていないわけであります。こうした状況を踏まえまして、県内の市町村と協力し、島根県として独自にこれらの保育所、放課後児童クラブなどに従事される方々への応援協力金を支給することとしたいと考えておりまして、金額につきましては、県と市町村で半分ずつ負担する形で、お1人当たり5万円とする方向で最終の調整をしているところであります。
2点目の施策といたしまして、公共交通事業者への支援であります。
高速バスや路線バス、鉄道や離島航路などの公共交通機関は、この新型コロナの感染症に係る外出自粛要請の影響を受けまして、また、そういった中でも事業継続を求められたということで、利用者数が著しく減少し、平常時でありましても厳しい経営でありますけれども、それ以上に厳しい経営を余儀なくされておられるところであります。公共交通機関は、住民の皆さんの重要な生活基盤であります。また、大都市とは異なりまして、島根のような地域でひとたび減便ですとか路線の廃止が行われるとしますと、これまでの経験上、回復をする、元に戻るということは難しいわけでありまして、関係市町村とともに、現在の公共交通をできるだけ維持、継続をしてもらうというための支援を行うことを考えているところであります。
具体的には、一畑バス、石見交通、一畑電車、隠岐汽船などを対象に、関係市町村とともに事業継続に必要な運行経費に対する支援、また、感染防止や利便性向上のための設備投資に対する支援を検討しているところであります。支援額は、各事業者の収支見込みを踏まえまして、特に影響を受けたと考えられる期間などを総合的に考慮して設定する考えであります。
いずれの施策も県と市町村がそれぞれ役割分担をして財政負担をしながら進めていきたいと考えておりまして、市町村には7月上旬から県の考え方をまとめた事業内容を説明し、協議、調整を重ねてきております。まだ最終の調整中でありますので、本日のところは概要のみの御説明にとどめさせていただきますけれども、最終的な内容につきましては、9月定例会に提出いたします補正予算案の内容として御説明をさせていただきます。県としては、こうした施策を含めて、新型コロナウイルス感染症対策、感染の防止、そして日常の経済活動等の回復のために、引き続きしっかり取り組んでいく考えであります。
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