コメント３）商業・サービス業感染症対応支援事業

　そして、３点目でありますけれども、４月の専決補正予算で計上いたしました商業・サービス業感染症対応支援事業につきまして、今後の対応について御説明をさせていただきます。

　この事業は、商業・サービス業の事業者を対象に、感染症の拡大防止策や事業継続のための新規の取組を市町村とお金を出し合って支援をする制度であります。財源としては、国の補助金が５分の２、県の負担が５分の１、市町村負担が５分の１で、事業者の方には５分の１の御負担はいただきますけども、補助率は５分の４、８割補助というふうになっている制度であります。

　現在、県内の市町村ごとに見ますと、松江市と浜田市、出雲市など、６つの市町で予算の枠不足を理由に、当初始められた受付を中断されている状況が生じております。そこで、県といたしましては、国庫補助金を１．８億円からの増額を国に対して要望しまして、枠いっぱいの４億円の内示を受けたところであります。これによりまして、県と市町村合わせて補助金の総額は８億円を確保できているところであります。しかしながら、市町村からの要望につきましては、この８億円を大幅に上回る要望を受け付けております。早期に受付を開始して、この事業の目的であります各事業者における感染防止対策や新規取組を促進するためには、早期の受付再開も必要になってまいりますので、県としては、今の８億円を超える追加の要望部分につきましては、現時点では国庫補助金というのは見込めませんので、国の補助分、５分の２相当を県と市町村でそれぞれ折半をして、県の負担を５分の１から５分の２に、市町村負担を５分の１から５分の２にそれぞれ引き上げて、県内で補助金の追加ができるように、現在、市町村と協議を進めているところであります。まだ調整中でございますので、中途段階でありますけども、そういった方向で対応していきたいというふうに考えているところであります。

　私からの冒頭の発言は以上であります。