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6月30日質問事項3

3.河井前法務大臣夫妻の買収事件について

○中国新聞:中国新聞の松本です。

 今、広島県内で河井夫妻をめぐる大規模な買収事件というのがいろんな形で動いているんですけども、いろんな影響が出てる中で、知事がどんなふうにあの事件を見ておられるか、ちょっとお伺いしたいんですが。

○丸山知事:報道されていることが事実だとすれば、公正な選挙というものの根底を揺るがすようなことを、堂々とじゃないでしょうけども、大規模にやられて、ちょっと信じ難い内容だなと。これは恐らく広島の方も同じ思いだと思いますけども、ちょっと信じ難い内容じゃないでしょうか。

○中国新聞:実際に何十万というお金を渡されてとか、ああいうことがいまだに行われているのかという印象を受けるんですけども、受ける方も多いと思うんですけども、そこら辺、例えば島根県内なり足元のほうでそういったことがないとも限らないのかもしれないなと思うこともあるんですけども、そこら辺、いかがですかね。

○丸山知事:それは島根県民に失礼なんじゃないかと思いますそういうことは、広島だからというよりは、非常に特異な状況で生じた、選挙の構図として大変厳しい環境の中で、自民党として2議席独占ということを狙われる中で、通常よりも大規模な政党としての支援をされたという特殊な、全国でもああいう対応というのは地方区、比例区含めて、そうないんでしょうから、異例だというふうに言われてますので、そこらに転がってる話ではないというふうに思いますし、そういったことをすること自体が、非常に下世話な言い方ですけども、島根の場合は票を減らすという県民の皆さんの県民性だというふうに思いますので、そんなことをする人はおられないと思います。

○中国新聞:あと、政治に対する信頼感というのが失われるケースだと思うんですけども、それは広島に限った話ではなく、島根にも影響があるかなと思うんですけども、その不信感というのを払拭していくという意味で、知事のお考えをちょっとお伺いしたいんですが。

○丸山知事:ちょっと説明が足りなかったですけども、やはり受け取られた側もたくさんおられるので、当然説明責任なり、身の処し方という形で責任を取られてる方もおられます。ただ、やはり非常に政権中枢に近い方から、国会議員という立場だけではなくて、さらに、法務大臣になられる直前の有力国会議員から渡されて断る、断ったときの影響がということも多分、受け取られた側に影響したでしょうし、お金が欲しいからもらったというふうに単純に受け取るには若干酷なケースだというふうに思います。

 ただ、いずれにしても、結果として有権者の皆さんからすると、まさに、御指摘のあったように、いまだにそういうことが行われているのかというふうな、今回のケース以外のケースも含めて、そういうふうに見られるとすると、本当に政治に携わる人間としては危機的な状況だというふうに思いますので、我々として、やはり政策と自分の思いを伝えて、それを有権者の皆さんに評価していただくという政治の基本姿勢に立ち戻って、現職にある者は一生懸命仕事をし、新しくチャレンジする者はその思いをきちんと伝えていくという選挙の在り方、また、選挙に当選させていただいた後の公職にある者としての身の処し方を徹底していくしかないんじゃないかというふうに思います。


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