3月23日質問事項1
1.東京オリンピック・パラリンピック組織委員会への催告
○山陰中央新報:山陰中央新報の原田と申します。よろしくお願いします。
聖火リレーの中止検討の関連のことでお伺いします。
大会組織委員会に協定違反の是非を求める催告書を送って、回答期限が24日となっています。一部報道もありましたけれども、組織委員会からの回答の有無、内容と、それと、それを受けた県の対応方針について、よろしくお願いします。
○丸山知事:何か昨日、物理的な紙は今日届くみたいですけど、メールで、添付ファイルで紙が来ましたから、事実上、昨日来ました、回答が。で、引き続き協議したいと、期限を区切らず、特段書かずね、という紙が来ました。我々は期限を付して検討してほしい、改善してほしい、改善しないならその理由をと求めてますから、そうですかとはいきませんので、今日決裁して返す予定ですけど、期限、3月24日でしたから、2週間ほど延ばして期限を4月7日に変更しましょうというふうな回答をする予定です。
○山陰中央新報:期限を2週間延ばすというのは、2週間というのは何か根拠があるものなんでしょうか。
○丸山知事:私は、4月の半ばまでに判断しなきゃいけないでしょう。無期限で協議されても困るわけですよ、こっちは。リレーを中止する根拠は解除です。解除の根拠になるのは協定違反。協定違反を是正する気があるかどうかの結論をそれまでに出してもらわなきゃ困るので、それはもう1か月とかってならないでしょう。
○山陰中央新報:なかなか思うような回答になっていないような気がするんですけども、現状どのように受け止められていますか。
○丸山知事:これは、やるとすると改善してもらったらいいです。やるとすると改善してもらったらいい。やらないためには改善してもらわないほうがいい。協定違反のまま続けてもらったほうがいい。改善する気がない、改善に向けた具体的な回答がないというのは、組織委員会が我々からすると協定を解除できるように協力してもらってるという認識ですよ。ただ、事務的に聞くと、何か協定違反じゃないというふうに言い張られているようなので、多分会議で人を集めて、47都道府県集めて会議で説明したと。それに対して、その場で反論がなかった、だからおまえたちは同意したんだと、どうもそんなロジックだと思われますけど、もう何様ですかと。それと、紙で物事を決めましょうと言った人間が、公的組織同士で、会議で資料配って、その場で反論しなかったからおまえら合意したんだと。何かもう指定何とか団みたいだと。その場で言い返さなかっただろうと、おまえは同意したんだと。何かどこぞの警察が取り締まるような組織じゃないかと思われる対応ですけどね。書面主義じゃない、普通だったら、それは、そういう提案をするんだったら協定を変える手順を踏んで、それに対して回答して応諾するかどうかで物を決めるでしょうからね。何のためにその紙があるのか、判こをつくのかと。応諾するかどうかも問わなかった人間が、何も言わなかったからおまえら同意したんだと。そういう組織なんでしょ。だからゼロ回答の可能性ありますよね。ゼロ回答はゼロ回答で、リレーを中止するための条件を整えてくれてるというふうに好意的に解釈することもできます。実施するとした場合には県の財政負担が増えるから好ましくないけど、まあ物は取りようですよね。
○山陰中央新報:25日に聖火リレーが福島県からスタートします。第3波が収束していない中でスタートすることになると思うんですけども、どのように今感じていらっしゃいますでしょうか。
○丸山知事:いや、聖火リレーは組織委員会と各都道府県がその合意の下でやられるわけですから、他県のやられること、他県と組織委員会がやられることについて、私としては、その善し悪しをコメントする立場にはないということであります。
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