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2月19日質問事項4

4.放課後児童クラブの整備費

○山陰中央新報:山陰中央新報の原田です。

放課後児童クラブの開設や改修に伴う整備費をめぐって、松江市内の民間事業者から不満の声が上がってます。県も補助金を負担していると思うんですけれども、これについてどのように受け止められていますでしょうか。

○丸山知事:基本的には、補助率がありますけど、細かな話は抜きにして、結果的には、今、放課後児童クラブの支援というのは、新しく定員を増やしたり、足りてないところで新設とか大規模な改修をする場合には、大体上限で国から1,400万円、県から900万円、それに市町村が対応してくれれば、それに200万円弱を足して交付ができます。でも、市町村が持ってくれないと、国の1,400万円も県の900万円もお渡しできないというふうに制度上はなっております。ですので、この200万円の負担を渋られて、2,300万円の支援を止められてる松江市の当局の判断というのは信じ難いです。何でそんなことができるのかなと。

 調べてみましたけど、こういうことで一切公費支援が受けられずに、5施設192人の定員が増えています。市が200万円弱を出してくれれば、全体として2,500万円お金が入るのに、それを止めてしまえる市政、松江市の行政ってどういうお考えなのかというのは分からないですし、私は聞いていませんけど、記事によれば、公設の施設を守るためというお考えですけど、こういうふうに民間の邪魔をして公設を守るという、そういう感性が全く理解できないし、そして、数字を見てみると、そういうことをやっているのに、公設は施設数も減っているし、児童数も減っている。結果的に減っていくから、民間が何とか無理して公費支援を一切なしで定数を増やしたりするという、訳が分からない状況ですね。公設を守って(定数を)増やしていけているんだったら守るんでしょうけど、守っても減っていくとすると、やっぱり次の民間で受皿をつくってもらうというふうに考えて、そこを促進していくしかないと普通考えると思いますけど、何か民間の邪魔をして公設が減っていたら、何とか公費支援なしでやってくれている人がいっぱいいるので何とか定数が増えて待機児童数も少なくなっていますけど、そんな方々がおられなかったら、放課後児童クラブの定数が減ってるわけですよ。なおかつ、そういう自己負担を全額させてしまうと、それは利用料だって高くせざるを得ないだろうし、本当はそういう助成があれば、多分1つじゃなくて2つつくれたところもあるでしょうし。子育て支援って何かスローガンで言われているだけで、子育て支援をする気があるのって。放課後児童クラブへの何か憎しみでもあるのかというぐらいですね。何か全ての要素が理解できない。こんなことを、市長さんもおられて、議員さんもおられて、恐らくそれは自己資金でつくられた方だって、何とかならないかと言われたんだと思いますけどね。それは事実関係分かりませんけど。いやいや、補助金なんかなくてつくるよという人がそんなにいっぱいいるとも思えないので。

 こういう、人任せにして子育て支援って言っちゃいけないと思いますけどね。子育て支援の充実と言うんだったらこんなことをやっちゃいけないし、こんなことをやっているようだったら子育て支援の充実って、ほかの分野でやってると言うのかもしれませんけど、ちょっと恥ずかしいと思ってもらいたいな。

 でも、当初予算も発表されたけど、改善されてないようなので、もう新しい市長さんに期待するしかないですよね。もう残念というか、例えていいのか、JFさんは県が言ったら直してくれたんですけどね、今回。松江市さんは県が言っても直してくれませんから、JFさんより難しいとこですね。

○山陰中央新報:ありがとうございました。

 

 

○広聴広報課:いかがでしょうか。

 これをもちまして本日の知事定例記者会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

○丸山知事:ありがとうございました。


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