コメント３）

　そして、３点目でございます。基礎疾患を有しておられる１都３県在住の島根県出身者などへの帰省の支援についてであります。

　現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の１都３県においては、新規感染者数が減少傾向にありますけども、高い水準にありまして、保健所や医療機関の体制が逼迫している状況にあります。また、基礎疾患を有する方は感染により重症化のリスクがあることから、１都３県在住で基礎疾患を有する近親者をお持ちの県内の親御さんなどにとっては、当面、本県に帰省させたいと希望する方々もいらっしゃると考えております。

　しかしながら、島根県としては、これまでゴールデンウイークやお盆、年末年始に不要不急の帰省の自粛を再三お願いしてきたところでありまして、親御さん方には感染リスクを気にされて帰省をされることに大きなためらいを感じる方もおられるというふうに思っております。このため、今回、こうした方々に対して、県に帰られた際に一定期間、宿泊施設に滞在していただいた上で実家などに帰省していただくため、宿泊料の半額相当を助成する支援を実施いたします。受付は明日、１月２９日から２月２１日までといたします。

　島根県としては、１都３県の新規感染者数が減少傾向となっておりまして、保健所や医療機関の体制もできるだけ早く改善することを期待しております。そういう意味では、今般の支援が積極的に活用されることを望んでいるわけではありませんが、必要な方々には活用していただきたいということであります。１都３県の新規感染者の減少傾向はありますけれども、直ちに保健所や医療機関の状況が改善されるということを期待するのは難しいと考えておりますので、基礎疾患を有する親族を心配される県民の皆様の思いに寄り添った支援として実施したいというふうに考えたところであります。

　私からのコメントは以上であります。