1月28日コメント1
○丸山知事:それでは、定例会見を始めさせていただきます。
私から3点、報告をさせていただきます。
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1点目が、新型コロナウイルス感染症に関連する飲食店の利用についてであります。
11月からの全国的な感染拡大の影響が島根県にも及びまして、11月下旬から12月下旬にかけて県内でも感染者が増加し、12月には61人の感染者が確認されたところであります。そのような状況で、年末年始の帰省に伴う感染者の増加が懸念されたことから、私から年末に、県民と島根県に帰省される方々に対しまして、帰省を慎重に検討していただくことや、年明けに帰省があった御家庭に一定期間、御家族以外との飲食を控えていただくなどのお願いをさせていただきました。
1月9日からの3連休から2週間が経過いたしまして、本日までの1月の感染者数は45人でありまして、現時点では、帰省によって12月よりも感染が拡大するといった事態は避けられたと認識いたしております。大変心苦しいお願い事の数々に真摯な御協力をいただきました県民の皆様に、深く感謝を申し上げます。
一方で、11月下旬からの感染者の増加や、1月7日の1都3県への緊急事態宣言の内容が飲食店の営業時間短縮に重きを置いた内容であったために、県民の皆様の意識や行動にも波及し、感染が抑えられている島根県内においても飲食店の利用を控える傾向が非常に強くなっております。そのため、飲食店や関係する事業者の経営は非常に厳しいとの声も多く寄せられております。県内の状況というのは緊急事態宣言の対象地域と変わらない大きな打撃を受けているというふうに考えております。
県内の11月下旬からの感染事例を見ますと、その多くが県外の陽性者などとの接触に関連したものであり、現時点では、県外の方との接触のなかった方同士の飲食により感染が発生した事例は見られません。したがいまして、県外の方との接触のない県民同士が飲食する場合には、これが感染拡大の原因となる可能性は低いと考えております。
このような状況を鑑みますと、一定の注意事項をきちんと守っていただきながら飲食店を利用していただいても、大きな感染拡大を招くことにはならないと考えております。これまで島根県では、感染リスクが高まる5つの場面として、大人数や長時間に及ぶ飲食の場面に注意していただくよう要請をしてまいりました。ただ、具体的に大人数とか長時間について数字の目安を示してきてはおりませんでした。
そこで、当面でありますが、飲食の際の人数を9人以下としていただくこと。ただし、この9人の中に県外(鳥取県と、生活(通勤、買物)圏域に属する広島県、山口県の地域は含まない)の方と飲食された方や、県外の方の自宅での宿泊をされた方々を除くために、こういった方々については2週間経過するまでは参加を控えていただくことをお願いしたいと思います。そして、時間につきましては、1時間30分を限度としていただくこと、これらの内容につきましては、今後の感染の状況によって適宜見直しをしていきたいというふうに考えております。
そして、飲食店の皆様方には、県民の皆さんが安心して飲食ができるよう、再度、ガイドラインを十分に御確認の上、感染防止対策を徹底していただくことを改めて強くお願いをさせていただきます。
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