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1月28日質問事項6

6.飲食店に対する需要喚起策

○NHK:NHKの浅井です。

飲食店の利用のことで、知事も飲食店の経営の状態の悪化の部分とかをかなり危惧されているというような印象なんですけれども、去年は県独自でプレミアム飲食券を出すといった需要の喚起策みたいなことも行いました。財源の関係もあると思うんですけれども、そういったプレミアム券を発行するといった需要の喚起策みたいなところというのは、どのように検討されてますでしょうか。

○丸山知事:島根県の場合は、国の政策であるGoToイートを、まだ利用停止などせずに継続をしております。これと別個に、島根県で、同種のプレミアム券を発行しても、共倒れになりますから、別個に発行するというのはあまり効率的な選択肢ではないというふうに思っておりまして、そういうことを前提に、どんな工夫ができるかということを、同じやり方が今は通用しない状況だというふうに思っていますので、いろいろ検討しているところです。

○NHK:あと、昨日もGoToイートに対する要望活動の中で、正直、ゼロ回答というか、なかなか厳しい回答だったと思うんですが、こういった要望活動は今後も継続していかれることでしょうか。

○丸山知事:当然やっていきます。回答はいただきましたけれども、私だけじゃなくて、恐らく県民の皆さんが納得できる内容ではありません。何度も申し上げますが、政府は、感染拡大に伴って緊急事態宣言が出た地域などに対して、プラスアルファで営業時間の短縮を実施したところに、その協力に対して8割支援をするといった形で国の予算を大規模に投入しておられますよ。それは営業時間の短縮という痛みは伴いますけども、ある意味、一息つける内容の政策を感染が拡大した地域にはある意味、惜しみなくと言っちゃいけませんが、大胆にやられています。飲食が中心だという政府の認識の下に、今回、飲食店の営業時間短縮ということがメインとして、緊急事態宣言の内容に盛り込まれていますけども、それは営業時間の短縮を求められた地域だけではなくて、感染のもとが飲食だということは、これは全国に影響を与えているわけです。そんなの対象地域だけの話じゃないですよ、定性的なものだから。そうしたら飲食を控えるに決まっていますよね。それ日本全国津々浦々で影響が出ているというのに、一息つけるのは感染が拡大している地域だけと。営業時間の短縮を要請しなきゃいけない地域だけ一息ついていいですよと、国として支援しましょうという考え方はもう全く理解できないですよ。日本国政府が見ている範囲は、日本の半分とか3分の2しかないんですかと、日本国政府がされた判断が全国にどういう影響を与えているのかということをしんしゃくしないんですかと、全く理解できない。考えれば分かることですよ。ああいう判断が、間違ってないと思いますよ、実際に緊急事態宣言後に新規感染者減っていますから、間違ってなかったと思いますけども、それに伴う副作用を、ちゃんと対応する地域は感染拡大地域、営業時間を短縮するような地域だけで、ほかの地域は御勝手にどうぞと。そんなことで島根県の飲食店の皆さんが仕方ないねと思えないでしょう。

東京都は離島がありますよ、三宅島とか父島とか母島とか。そこは、そんなに感染者出ていませんよ。でも、残念ながら(東京都は)一律で、この緊急事態宣言が出て営業時間短縮を求められて、1日6万円の休業協力金が出ているでしょう。それと島根県の隠岐諸島、同じじゃないですか。同じですよ。何で同じ状況にあるところが、片や一息つけて、こちらは一息つけないんですか。感染拡大を抑えているところが、何でこんな目に遭わなきゃいけないのかって全く理解できないです。

もう一つ申し上げると、昨日のお答えの中で、閣議決定、経済対策で決められた範囲内でというふうにおっしゃっていましたけど、それは感染が急拡大したのは、年が明けて、年末から年始にかけて、それに伴って予算のフレームを変えてでも予備費を執行して感染拡大地域には対応しているじゃないですか。何で感染拡大していない地域については、感染拡大前のフレームでしか対応しないのか、全く理解できない。誰も納得できる人はいないと思いますよ。そのために予備費があるんでしょう。なぜ予備費を執行する先が感染拡大地域だけなんですか。納得できないですよ。同じ状況に置かれているところを公平に扱わないというのは差別ですよ。そう思いませんか。同じ状況ですよ、もう開店休業に近い、もう本当にお店を閉めているところはたくさんある。そんな状況になっていて、あなたのところは感染が拡大してないからって、自分でやってね、飲食店頑張ってね。それは何をおっしゃっているんですかというふうな評価しかできないですね。なぜ政府から求められている感染拡大防止をきちんと実行している地域がこういう目に遭わなきゃいけないのか、全く理解できないですよね。

ともかく、感染拡大地域だけに注意を行かせて、そこだけやってればいいというふうな今の政府の対応については理解できませんので、そういう認識を変えていただくというために、要望もしていかなきゃいけないと。各省に要望していかなきゃいけないし、地元のこの現状を県内選出の国会議員の先生方にきちんと伝えなきゃいけないと思っています。今日、竹下亘先生の時間を10分ほどいただいています、電話ですけども。GoToイートとGoToトラベル、県内の飲食店、宿泊施設の状況をお伝えして、対応をしていただくように強くお願いするつもりです。それ以降、日程調整中ですけど、2月に一部入るようですけど、個別に各先生方に電話して求めていきます。要望書は全部送っています。GoToトラベルの分も含めてですね。なので、これは我々のような地域の声をきちんと政府の政策に反映していただくために、県知事としても各省庁、それから地元選出の国会議員の先生方に対して訴えていきたいというふうに思います。東京に行きたいぐらいですよ。行ってもいいんでしょうけどね。

○NHK:ありがとうございます。


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