1月13日質問事項5
5.新型コロナワクチン
○NHK:NHKの保科です。
ワクチンの話なんですけど、これはやっぱり県民の方からの、どういった状況なのかなっていうふうな声も多いと思うんですが、ワクチンの接種について、2月下旬から、まず医療従事者の方の一部から開始するよう準備っていう話がこちらにございますけども、具体的にこの第一陣として何人分ぐらい準備できそうで、医療従事者の方全体を見ると、いつ頃までには接種を終わりたいといったような規模感というのは、今のところ、知事のほうで持ってらっしゃるんでしょうか。
○丸山知事:これは今、島根県においてどうできるかという算段は全くまだ立っていません。ただ、全国、厚労省の方針として、医療関係者のうち1万人程度に2月の下旬までに打てるような体制を組んでほしいと。ただ、これは、この1万人は厚労省のほうで対応すると。都道府県、市町村の助けは借りずにやるんだというふうに言われているようです。我々地方団体が事実上絡んでいくのは、次の段階の300万人の優先接種者、この医療従事者向けの優先接種者が300万人程度となっていまして、3月の中旬ぐらいにというふうに、概略図上は描いてあります。
そして、次の3,000万人から4,000万人程度の高齢者向け優先接種者が3月下旬から4月上旬にかけてというふうな、これは厚労省が発表している資料でそうなっていて、そのうち島根県にどれだけ来るのかというのは、まだ分かっていませんし、これが政府の目標だというふうに我々は認識しています。ただ、その算段を具体的につけているというわけじゃなくて、その算段をつけるために、今から体制を組んで準備をしていくということでありまして、今言えるのは、日本全体で政府が掲げている目標の数字と時期というところまでです。それが、政府側がちゃんと対応できているのに島根県側の対応が遅くなったり、準備不足で遅れてしまうということがないように、政府の対応と併せて、きちんと受けられるように、また、市町村が接種の主体ですけども、小さな町村とか、市もそれほど大きいわけじゃありませんから、市町村を超えて連携して会場を準備しなきゃいけないということがあったり、集団接種ということになるでしょうから、集団接種の会場を確保したり、もしかすると大きな、ほかの市町村の体育館とかで接種をするということにもなりかねないわけですから、それはちょっと分かりませんけどね。そういうことも考えると、市町村間の調整も要る。そうすると県がある程度音頭を取って、こういうふうにやったらどうかというアドバイスもしながら、市町村間の調整もしなきゃいけない。医療機関とか、薬の卸会社との調整とか、そういうことを含めていろんな仕事は生じると思います。ちょっとまだ島根県内でブレークダウンしてどういう数字とかというのは全然ないです。
○読売新聞:読売新聞の林です。
ワクチン接種支援班を設けることとしてますという話ございました。これ、具体的な人員とかというのは、もう固まってますでしょうか。
○丸山知事:たしか5人程度だったと思います。
○読売新聞:5人ぐらいで。
○丸山知事:5人前後ぐらい。
○読売新聞:実務としては、やっぱり市町村間の調整、会社との。
○丸山知事:厚労省。
○読売新聞:厚労省とか。
○丸山知事:医療機関。
○読売新聞:分かりました。ちょっと私もあんまり、あんまりというか、全国誰もがあんまり経験したことないことだと思うんですけれども、実際、接種進めていく上で、実際に島根の現場でどういうことが問題になっていくかとか、その辺、まだ始まってない中で推測になるかもしれませんが、危惧されてることなどあれば教えていただきたいと思います。
○丸山知事:言われていますのは、今、ファイザーと、ちょっと名前忘れましたけど、アメリカのファイザーとドイツの会社が一緒に開発して認可申請をしているものは、マイナス70度くらいで温度管理をしなきゃいけない。そういう物流とか保管の体制を組まなきゃいけないので、保管場所というか、それなりの冷凍庫をちゃんと用意しなきゃいけない。しかも(他メーカーのワクチンでは)1バイアルが10人分のものもある。(ファイザー製は)一回溶かして、ちょっと一定の時間を置くと、もう使えなくなる。なので、できるだけ使い残しがないように、だから集団での接種をしていかないとロスが大きくなり過ぎる。今は予防接種って診療所とかクリニックに行って打ちますけど、私の年齢層、私が小学校時代に、学校で体育館とかで学校医の先生に打ってもらったような接種(の仕方)をしていかなきゃいけないんじゃないかなと思っていますので、そういう場所を設定して、来てもらわなきゃいけない。自分で、車で来られる方もおられるかもしれませんけど、来られない方がおられた場合に、そういう移動手段を確保しなきゃいけないかもしれない。そんな感じですね。あと2回接種と言われていますので、それを2回やらなきゃいけないということで、あんまりやったことがないことをやらなきゃいけないというのは相当あると思います。
○読売新聞:分かりました。
○朝日新聞:朝日新聞の浪間です。
すみません、ワクチンの接種支援班についてなんですけれども、これは立ち上げをいつ立ち上げられるかというのは決まって……。
○丸山知事:明日。
○朝日新聞:明日。
○丸山知事:はい。14日です。
○朝日新聞:14日。これは健康福祉部から5人程度の人を出すという。
○丸山知事:ちょっと応援も入るかもしれませんけど、少なくとも健康福祉部内にそういう班を設けるというのは、表現であれば間違いないですね。
○朝日新聞:で、すみません、役割としては、市町村間のいわゆる調整というところと……。
○丸山知事:市町村との調整もあるし、市町村間の調整もあるし、あと薬の卸業者さんとかの調整とか、国との調整。あと医療機関との調整。高齢者福祉施設みたいなところとの調整も要ると思います。
○朝日新聞:ありがとうございます。
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp