８．島根創生計画

○山陰放送：済みません、ＢＳＳの秦です。

　県議会の議論も大分進んできたと思うんですが、島根創生計画について、知事はここまでの議会とのやりとりを通じて、その方向性自体は大体浸透していったとか、あるいはこういった部分はやはり問題が残るなとか、所感がありましたらお願いいたします。

○丸山知事：ある意味、議論が分かれ得る提案をさせていただいていると、認識はいたしております。それに至ったといいますか、こういった議論をさせていただくに当たっての私の基本的な考え方、ともかく今の島根の子育ての現状が、県民の所得が必ずしも高くない中で、８５％を超える女性の方々の子育て世代の有職率といったことに支えられて、全国２位の出生率１．７４を実現をしているという状況というのは、大変、もう既に若い方々に頑張ってもらっているという状況でありまして、それに加えて、県の人口減少に歯どめをかけるために、人口維持水準であります２．０７という数字を目指していくという目標、言ってみれば、もう既に日本で一番頑張っている島根の子育て世代の方々にもう一段、もっと子育てをしていただくということを考えますと、幅広い子育てで生じてる課題を解決をしていくということが欠かせないと思い、皆さん御案内の提案をさせていただいております。

　当然、県議会での御議論で、まだ途中の段階でありますので、私自身、今回の全員協議会で御説明をさせていただき、そこを素材としたさまざまな御質問を本会議、一問一答質問、そして各常任委員会でしていただいておりますので、そういった御指摘も踏まえながら、対応を決めていくということになりますけど、県議会以外にも、市町村ですとか教育関係者に丁寧な説明をしていくと、今、途上の段階でありますので、評価するにはまだ早いかなというふうに思っているところであります。