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11月26日質問事項6

6.原発

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。

 ちょっと別件で、あす、原子力規制委員会で女川原発の審査書案が審議されて、そこが年内にも合格になる可能性が出てきております。この後、その後、島根原発2号機について審査が一気に進む可能性もこれから出てきておりますけれども、県として、今、審査の現状というのはどういうふうに見ていらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:審査状況はホームページ等で公開されておりますので、把握してる状況としては、自然災害についてはおおむね審査済みだけども、設備面ではまだ審査継続中のものが残ってるという状況だというふうに認識しております。

 女川は、報道のとおりでありますけども、審査される側の算段でありますので、どれぐらいになるかとか、すぐなのかとかというところは、我々のほうでは予測がつきませんが、いずれにせよ、厳正、厳格に審査をしていただくということを第一義で対応していっていただきたいというふうな考えです。

○山陰中央新報:今、県としては、合格の時期というのはいつごろだというふうに見てらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:どの時期だと算段を立てているところはありません。

○山陰中央新報:審査で合格が出た後、地元のほうで同意の手続に入るという流れになるとは思うんですけれども、地元の同意の議論の部分で、課題というふうに思ってらっしゃるのは、今、知事としてはどういう部分だというふうに認識してらっしゃいますでしょうか。

○丸山知事:まず安全性が一番ではないでしょうか。それについて、審査結果がもし了となった場合には、その内容についてわかりやすく、地元自治体、地元住民の皆さんに規制庁から説明をしてもらう必要がありますし、再稼働する必要があるという政策上の必要性と、それから避難の対策等、さまざまな要素を総合的に判断していくということであります。

○山陰中央新報:一方で、今、中国地方では原子力発電所が動いてなくても電気は十分に足りている状況であるというところを鑑みれば、必要性についても、原発が必要かどうかについてもしっかりとした議論が必要かなと思ったりもするんですが、その点についてはいかがでしょうか。

○丸山知事:そういうふうに県民の方が思われるということであれば、それに対する事業者の説明というのは一定程度必要だろうと思いますけども。

○山陰中央新報:安全性の部分については規制庁がやっぱりきちんと説明をしていくべきだというふうにお考えでいらっしゃるということですね。

○丸山知事:はい。

○山陰中央新報:必要性の部分については、事業者がきちんと説明すべき。

○丸山知事:マクロ、国全体としての必要性は国でしょうけども、中国電力として必要だということについて、必要なのかということに対する疑問というのは事業者から答えてもらうというのが普通でしょう。

○山陰中央新報:となると、今、中国電力の中でいうと、山陽側に老朽化した火力発電所がたくさんあって、そこの代替電力として原発が必要だというふうに中国電力さんは前回、3号機の新規制基準適合性審査の審査入りの段階では説明をしていらっしゃったように認識しております。その中で、今、山陽側の老朽火力の休廃止計画というのは示されない中で、2号機の審査であったりとか、2号機の再稼働であったりとか、3号機の稼働という話になるのかどうなのかというところについて、きちんと休廃止計画を示すべきだというふうに知事はお考えになりませんでしょうか。

○丸山知事:そこまで考えたことは、今のところはないんですけども、そういう議論がある、ありうるということではあろうと思います。ただ、再稼働を申請していく場合、いつ、2つ、再稼働できるかどうかという不安定性がある中で物を決めていけるのかどうかというのはあるでしょうから、条件つきでこういうことを考えているとかっていうふうなことしか示せないということもあるでしょうし、そこはちょっと事業者がどういうふうな発電所の運営をしているかということを詳細に存じ上げませんので、私のほうではちょっと詳しくは申し上げられないという状況ですかね。

○山陰中央新報:わかりました。ありがとうございました。


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