５．松江北道路家屋移転対策協議会要望

○山陰放送：済みません、山陰放送の木谷です。

　県が整備を進めます地域高規格道路松江北道路についてお聞きします。

　ルート案の概要が２年前に制定されてから、直近の住民説明会というのが、知事就任前ですけど、去年の７月に行われて以降、今年度に入って一度も行われていない。あとは、説明会後、住民の方から、自治会ですね、複数の自治会からルート案の変更などの要望が出ていますけど、１年以上たつ今でも返答がないという自治会の声を聞いておりまして、そこら辺に対する県の対応ですとか、なぜこれまで１年以上も進捗状況というのを住民、要は立地住民のほうに説明がないのかという知事のお考えをお聞かせ願えたらと思うんですけど、どうでしょうか。

○丸山知事：いや、済みません、私が指示してやっている内容ではないので、それについての私自身の考えは別にありませんけども、ルート案を提示して、その後に問題点を指摘されている自治会に対しては、御意見を伺いながら個別に対応していると私は聞いておりますので、もしかすると、問題がない、了承していただいているところからそういうお話があるのか、問題点を指摘されたところを放置しているということなのか、ちょっとあなたが御指摘されてるところが、固有名詞がなかったのでどこの話なのかよくわからないので何ともお答えしようがないということですけど、いろいろ御指摘をいただいているところと個別なやりとりはさせていただいているというふうに私自身は認識をしてたんですが、もしかすると、そういうやりとりが必要でないところからすると、動きがないというふうなお話があるのかもしれませんが、そういう意味では、ちょっとまだ事実関係が、御指摘を受けてる事実関係と私がお聞きしてる事実関係がちょっとずれてるのかもしれませんけども、いずれにせよ、丁寧な地元の皆さんへの御説明が必要だと思いますので、情報提供が不十分だということであれば、そういった御指摘を受けて丁寧に対応するのが基本だろうというふうに思います。

○山陰放送：放置されているという意味で聞いたのは、今月の８日、ある立地の自治会から、担当課を通して丸山知事宛てに要望書のほうが提出されたというふうに自治会のほうから聞いておりまして、それはいわゆるルート案の変更の概要だというふうに聞いているんですけど、実際、その要望書を現在、１週間ですね、約１週間ぐらいたちますけど、それを見られたという事実はありますか。

○丸山知事：あの……。

○山陰放送：必ず見せるというふうに担当課のほうはおっしゃったみたいですけど。

○丸山知事：はい、見てますけど。

○山陰放送：その内容は、どういったような内容だったでしょうか。

○丸山知事：いや、済みません、要望書を出された方が公で言っていいというふうに言われてるかどうか確認してないので、申し上げません。私は、この場で答え合わせじゃないですけど、そういった事実を知っているかどうかということであれば、それは見てますよ。見てるのを、見てるんだったら答えを言ってみろと問われなきゃいけない、そんな立場に私はないと思いますけど。私は見たということで、私が見たということであれば、見たということを信じていただきたいですけど、見たと言ったけども、信じられないということですか。

○山陰放送：見たのであれば、その要望に対するお考えを教えてください。

○丸山知事：済みません、見たから、県としての考え、県知事としての考えが直ちに出せるという軽々しい立場じゃないので、見たら感想があるだろう、だから言えよということですか。何かそれ違うんじゃないですか。

○山陰放送：であれば、ルート案の変更がいろいろ、各自治会から出てますけど、今後、県が概要として定めているルート案の変更というのは、今後、住民の説明会、いろいろ重ねていくうちで、変更はあるというふうな。

○丸山知事：いや、私が聞いたことについて答えてくださいよ。私は、私が言ったことを信用できないから聞かれたんでしょうけど、そういう物の聞き方をされるんですか。済みませんけど、記者会見って、そういう場なんですか。私は知ってることは答えますし、私自身はうそを言う気はなく臨んでますけども、見たと言ったけども、本当に見てんのかと。それは見てないという客観的な証拠なり、何か仄聞される事実があるんだったらともかく、そんな聞き方はないんじゃないですか。

○山陰放送：聞き方に対しては、大変申しわけございません。

　改めてなんですけど、この北道路に対して、知事の今後、着工に至ってないわけですから、今後の進め方についてお考えをお聞かせください。

○丸山知事：着工に至っていないのは、先般提示したルートについて、一部の地区からいろんな影響が大きいということで賛同しがたいという御指摘をいただいている、そういった状況について、地元の皆さんのお話を伺って、そしてそれに対する対応案を考えて、そして、その案がその地元の皆さんにとって受け入れられるかどうかということを個別にお話をさせていただいているという状況だと私は認識をしておりまして、そういった中で、そういった調整を経て、地元の皆さんの御理解をいただいてルート決定なり都市計画決定をしていきたいというふうに我々は思っておりますので、どこかのところで期限を定めて、そこまでで折り合わないところは強行していこうというふうな形で進めているわけではないということ、ではないというふうに私は考えてます。

○山陰放送：ありがとうございました。

○丸山知事：済みません、ＢＳＳさんでしたっけ。

○山陰放送：はい。

○丸山知事：次回、聞く必要があれば、要望書を出していただいた方に、その要望書の内容を言っていいかどうかの確認はとっておきますので、次回聞かれれば、その確認はとりますので、答えられるとか答えられないということは次回お答えできると思いますので。