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11月14日質問事項4

4.出雲空港

○山陰中央新報:山陰中央新報の片山です。

 話は変わりますが、出雲空港についてお伺いします。

 先日、出雲空港に関して、地元と、発着枠の拡大と運用時間の延長に関して協議したという話がありましたが、これについて、知事の御所感を伺えますでしょうか。

○丸山知事:出雲空港は、他の空港に例を見ない、非常に近いところに住家があるといいますか、そういうところに立地をさせていただいているという空港でございまして、そういった意味で、空港の開港以来、近隣の住民の皆さんを中心に、地元の皆さん方にいろんな騒音、振動といったことを含めて、いろんな御負担をいただいているという状況でございます。その中で、島根県の事情といたしまして、この発着枠の拡大、それから時間延長といった、空港を利用されている方々から受けておりますニーズに対応するために、何とか実現をしたいというふうに思いまして、地元の皆さん方に協議に着いていただけるようにお願いをさせていただいたところであります。これは当然、空港が便利になるという2つの要素でありますけども、逆に言いますと、これまで御負担いただいている地元の皆さんの負担がさらにふえるということを同時に意味いたしますので、そういった意味で、地元の皆さん方の御理解がなしには進めることができない内容でありますから、まず協議に着いていただけるかどうかということを御相談をさせていただいたところでございまして、今般、この協議の場に着いていただくということについて御了解いただいたことは大変ありがたいことだというふうに思っておりますけども、これは協議の場に着いていただくというスタート段階にすぎませんので、地元の皆さん方の御要望なり御指摘を十分に踏まえて、誠実に協議をしていきたいというふうに考えております。

○山陰中央新報:溝口前知事時代もこの話はいろいろ水面下のほうであったとは思うんですが、今後、住民の理解を得ていくために、県としてはどのように取り組んでいかれるお考えでしょうか。

○丸山知事:私どもとしては、お願いをしておりますこの2点に伴いまして、住民の皆さん方に負担がふえるわけでありますので、そういった住民の皆さん方から、そういうことをするのであればこういうことが必要じゃないかといった御提案なり御指摘があろうかと思いますので、そういった一つ一つの住民の皆さんの声に誠実に対応していくということ、誠実に県として対応していくということが基本的な考え方であります。

○山陰中央新報:わかりました。

 知事として現場に入られるお考えとかは今後ありますでしょうか。

○丸山知事:入るっていう意味があれですけども、必要があれば、住民の皆さんの御理解をいただくために私自身が直接話を聞くべきじゃないか、答えるべきじゃないかというお話があれば、それは当然、県の重要課題の実現に関することですので、そういったことも対応する考えはあります。ただ、そういう状況になっているかどうか、そういうことが必要かと。必要もないのに出ていく必要もないですから、出ていっても迷惑でしょうから、それは状況に応じてでありますけども、当然排除することなく、実現のために必要な状況が来ればちゅうちょせずに対応したいというふうに思ってますけど、仮定の話ですね、まだ。

○山陰中央新報:わかりました。

 改めまして、時間延長と発着枠拡大の狙いといいますか、そこについて教えていただけますか。

○丸山知事:時間延長は、終了時間、夜の時間を1時間延長をしていただくという、20時30分に現行、なっているところを、1時間後ろ倒しをお願いをしているという内容になりますけれども、これは東京との行き来の中で、この時間帯に対応した羽田出発時間からすると、都内を4時ぐらいに出ないと出雲向けの最終便に間に合わないといった状況でありまして、そのいわゆる在京時間をもう少し確保できないだろうかといったお話、利用者からの御要望も強いもんですから、そこを何とか実現できないだろうかということで、利便性を高めていきたいということと、発着枠については、現行が既にもう1日当たり36便の状況になっておりますので、もう海外も含めて便数の増の上限が近づいているということをもって、これから国内便についても国際便についても拡充をしていけるものであればしていきたいと、国内空港でも地方空港の中では最大規模の国内路線を持っている空港でありますし、島根の側からすると、中国山地を越えるのが、鉄路ですと相当時間を要する中で、空路というのはその問題を一気に解決してくれる大事な交通基盤でありますから、その路線の拡大ですとか便数の増というのは、県民にとりまして大変、生活の利便性、ビジネス上の利便性も高い内容でありますので、そこの発展の余地を、島根の発展の余地を広げる大事な要素だというふうに思っておりまして、この2点をお願いをさせていただいているところであります。

○山陰中央新報:ありがとうございました。


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