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10月30日質問事項11

11.就任半年

○中国新聞:中国新聞の岡田です。きょう、ちょうど就任から半年を迎えられたわけですけど、島根創生計画の素案なり、具体策もそれなりに玉もできてきてますが、現時点でまだこれからこういうことを伸ばしたいとか、政策の面でですね、その辺の現時点の思いがあればお聞かせいただけますか。

○丸山知事:そういうことを今検討中ということですね。

○中国新聞:その辺はわかっております。具体的には。

○丸山知事:もうちょっとしてから。もうちょっとできることがないかどうか、もうちょっとというか、まだちょっと今の段階では申し上げれる状況にありませんけども、これまで素案でお示ししてきた内容で十分だということではないと思ってますので、もう一歩でも二歩でも、同じ10万円をかけるにしても、より効果が出るところってどこなんだろうかということを含めて、拡充できる、拡充すべきところはどこだろうかということを県庁の中全体で今検討しているところでありますので、ちょっといましばらくお時間いただきたいということであります。

 

○山陰中央新報:知事、よろしいですか。山陰中央新報の高橋です。

 ちょうどたまたまきょう半年ということで、半年振り返られて、どういうふうな御所感をお持ちかというのをお伺いできますでしょうか。

○丸山知事:中身のないコメントでいくと、私の任期は4年の任期でありまして、半年というと、その半分ですから任期の8分の1が終わったということでありまして、本当に早いなというふうに思いまして、やはり県民の皆さんにいただいたこの4年間という期間は、目に見えるということまでいけるかどうかはあれですけど、できるだけ目に見える効果を出すために時間を大事に使いながら、県庁組織という貴重な資源、パワーを有効に使いながら、県民の皆さんのためになる政策を一つでも二つでも、一歩でも二歩でも充実させていかなきゃいけないというふうに思っているところであります。

○山陰中央新報:この半年間で最も力を入れられたことっていうのは、どういったところだなというふうに思われますか。

○丸山知事:基本的には、島根創生計画の中身をどういうものにしていくかということの検討と、その検討の前提になります県民の皆さんの置かれている現状の把握ということを、抽象的ではなくて具体的に、じかにお話を聞くことで、よりよい中身にしていきたいというふうに取り組んできたところであります。ですから、基本的には人口減少に歯どめをかけるという目標のための島根創生計画の策定に一番力を入れてきた、まだそれは今途上でありますので、計画としてもまだ結果をお示しできてませんけども、そこが一番大きな比重をかけたところだなというふうに思ってます。

○山陰中央新報:特に県民の現状把握ということで、非常に外に出られる機会が多かったなというふうに思うんですけれども、県民と話をされて、県民の生活の現状というのを今どういうふうに受けとめてらっしゃるのかというのをお伺いできますでしょうか。

○丸山知事:やはり県内経済、県内の事業者の皆さんがやっぱり人口減少ということについて、実際、消費売り上げが落ち込む、それから若い方々の雇用、採用がなかなかうまくいかないといった形で、両面からその影響に苦慮されておられるという状況をいろんな業界から、いろんな業種の方から伺いますし、そして、出生率1.74ということで、全国トップクラス、ナンバーツーの出生率でありますけれども、子育てを一生懸命やられている若い方々のお話を伺いましても、これまで島根の強みと言えました3世代同居とか近居といったこと、いわゆる子供さんからするとおじいちゃん、おばあちゃんの手助けを得られやすいといった、これまでの島根にとっては有利な環境が、少子高齢化の影響で定年退職後も仕事を継続される、雇用継続をされるケースがふえていて、必ずしもおじいちゃん、おばあちゃんが近くにおられるから手近に物事を、ちょっときょうこの時間迎えに行ってくださいみたいなことが、それに対応してもらえることが難しい状況になってるといったこともわかりまして、やはり1.74という数字を2.07を目指すわけでありますから、そういった意味で、時代が悪くなっている部分を含めて、そしてより高い数字といいますか、より多くの子供さん方を育てていただける環境整備をするという意味におきましても、やっぱり子育ての支援、または産業の振興、それから子育ての支援に対するサポートを県と市町村一体となって、全力で取り組んでいかなきゃいけないというふうに改めて感じているところであります。

○山陰中央新報:そういう意味で、島根創生計画をっていうことだと思うんですけれども、今後やっぱりそこの、先ほどおっしゃられた産業振興であったりとか、子育て支援であったりとか、中山間地域・離島対策だったりとか、そういう部分にどういうふうな玉を出していくかというのが一つ課題になるかなと思うんですけれども、そこに対する意気込みというか、具体策は今なかなかしゃべりにくいということだったので、意気込みの部分をお伺いできますでしょうか。

○丸山知事:いろんなことに取り組んでいきたいというふうに思っておりますが、財政的な余裕も、制約もありますので、いろんなことに取り組みながら、効果のあるもの、より効果が出てきやすいものをスモールスタートで、いろんなアイデアをスモールスタートで始めながら、そして効果が上がるものを伸ばしていくといったやり方、いろんなことに取り組む必要があると。この施策を1つ2つ打てば島根の人口減少に歯どめをかけられるといった、そういう結核がペニシリンでなくなったような話ではなくて、いわゆる慢性疾患をどう直すかということでありますので、運動しなきゃいけなかったり、食事を改善したり、薬も飲んだり、いろんなことをしながらやっていかなきゃいけなくて、それをいろいろ試しながら、何かこの一つで、例えば美肌観光で全てが、観光の問題が解決するわけじゃない。美肌も取り組む、美肌で十分な成果が得られなかったら次のことを考えていくといったことも含めて、ただ、そういった形で、スモールスタートでもいいので、いろんなことを試してみて、成果が上がって、いい結果が得られるものをより伸ばしていくといった形で取捨選択をしていくといったことが必要なのかなというふうに思っております。

○山陰中央新報:ありがとうございました。


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